業界に一石!? 日本水中科学協会シンポジウム

この記事は約3分で読めます。

来る12月12日(日)。

「特定非営利活動法人日本水中科学協会(JAUS)」によるシンポジウムが開催されます。

今年発足したJAUS。
Cカード認定制度の〝足りない部分〟、〝嘘・まやかし〟に切り込む動きとして、
個人的にも大変注目しています。

安全に楽しくずっとダイビングを続けたい人はもちろん、
「もっとダイビングのこと知りたい!」という人も、ぜひ参加してみてください。
※当日取材しているので、ぜひ声かけてくださいね。

【詳しくは、以下JAUSからの引用を参考ください】

「スクーバーダイビング活動基準とマニュアル研究策定シンポジウム」

■コンセプト
レジャーダイビングを楽しむにあたっては、
指導団体のカリキュラムに従った講習を受けることが必要です。

この講習を一定の成績以上で終了するとCカードが発行され、
これが実質的にダイビングのライセンス のような扱いとなっていますが、
Cカードはあくまでも講習を受けたという証明書であり、
その人の「今現在の」スキルを証明するものではありません。

また、各指導団体のマニュアルにも
継続的なトレーニングが必要であると書かれてはいますが、
そのトレーニング方法に対する基準はありません。

そして、これらの基準はあくまでもレジャーダイビングの基準であって、
調査研究やプロカメラマン等のダイビングスタイルには即していません。

そのような問題に対して「ひとつの考え方」としてJAUSが活動基準をまとめました。
※各指導団体の講習やマニュアルを否定しているわけではなく、
それらを尊重した上で、補完するという立場での基準です。

シンポジウムでは、その活動基準の紹介と
様々なダイビングスタイルでの事例を紹介します。

■概要
○2010年12月12日(日曜日)10:00〜17:00
○船の科学館オーロラホール
○参加費:協会会員無料 、一般:1,000円(資料・テキスト込み)
※学生(関東学生潜水連盟及び協会会員が指導するクラブに所属す方)参加費無料

■参加申込先
http://jaus.jp/

■プログラム
○午前の部(10:00〜12:00)
※総合司会 順天堂大学スポーツ健康科学部教授 河合祥雄
1.基準と標準マニュアルの発表
  ・スクーバダイビング活動の区分と概念 (日本水中科学協会代表理事 須賀次郎)
  ・基準の発表 (日本水中科学協会理事 久保彰良)

2.活動基準と危機管理基準 (日本水中科学協会代表理事 須賀次郎)

○午後の部(14:00〜17:00)(総合司会 筑波大学人間総合科学研究科教授 吉田章)

3.マニュアル例の発表
  ・訓練生のサイエンス・ダイビング(早稲田大学先進理工学部準教授 中尾洋一)
   ・大学のダイビングクラブ活動マニュアル(学習院大学ダイビングクラブ監督 宮崎雅博)
   ・龍泉洞(岩手)地底湖への潜水(日本水中科学協会理事 久保彰良)

4.分科会からの発表
   ・日本におけるセルフ・ダイビングの現状と課題(JAUSセルフ・ダイビング研究会 吉田俊雄)

■併催
○深海調査撮影カメラ ワークショップ(日本水中科学協会理事 後藤道夫)

■ゲストスピーカー
○駒澤大学法学部教授 松村格
○駒沢女子大学教授 芝山正治
○東京医科歯科大学 外川誠一郎

 

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

writer
PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
  • facebook
  • twitter
FOLLOW