マンタスクランブルが生まれた瞬間 @沖縄・石垣島

日本全国潜り歩き 沖縄行脚編@石垣島
■リポートは→こちら

「マンタスクランブル」の発見者にしてスポット名の名付け親でもある
《ダイビングスクール海講座》の園田真殿に、
今やダイバーの間は知らない人がいないほど有名になったスポットのあれこれを聞く。


園田真 《ダイビングスクール海講座》代表

Q.いつ頃、見つけたのじゃ?
1985年ごろにはもう見つけていました。
当時、西表に近いヨナラ水道がマンタポイントとして有名で、
石垣島のお店もこぞって遠征していた。
内心、「こんなにすぐ近くにいるのに、ご苦労なこった」と思っていました(笑)。

Q.発見の瞬間を教えてくだしゃれ。
この時に発見しました! というような1回で見つけたといより、
何度も潜るうちにだんだん「ここはマンタが集まる場所だ」とわかってきました。

この辺りは当時もよく潜っていましたが当たり外れが多かった。
しかし、マンタについていくと、どうやら同じ道を通って同じところに戻ってくるらしいぞと。

次第にマンタがよくくる根などもわかってきて、
潜れば潜るほど、何枚ものマンタが一気に登場したり、
捕食が見られたりして、ここはすごいスポットだと思いました。

Q.名前の由来は?
渋谷のスクランブル交差点からです。
当時、流行っていた言葉ですし、人が行き交う渋谷のスクランブルのように、
マンタが行き交う様子からぴったりだと思いました。

Q.ウオッチングのコツや注意点を。
今ではかなりのダイバーが手軽に「マンタスクランブル」に潜るようになりました。
ずっとマンタが見られるように、またマンタとダイバーがいい関係を保つためにも、
ぜひ、私たちが作ったルールを守って潜ってほしいです。
■マンタウオッチング→ルール

ちなみに、近づくためのコツは〝岩になる〟ことです(笑)。
追いかけるのではなく、受け入れるという姿勢がマンタにも伝わるのではないでしょうか。

ベストシーズンを迎えるこれからのシーズン、
ぜひ、一度は石垣島の「マンタスクランブル」へ!

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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