やさしい気持ちになると話題の水中写真展「海が好きになりました」
とってもキュートだと話題の水中写真展が開催されています。
その名も「海が好きになりました」(今尾祐子 水中写真展)。
「子供の頃からおとなしくて、運動が苦手。
日焼けが大キライで、晴れの日より曇りの日の方が好き。
海が大好きだった友達の影響で、ダイビングのCカードは取っていたのですが、何年も潜っていませんでした。」
そんな今尾さんが、ダイビングを再開した始めたのはほんの4年前。
正直なところ「しんどい」というのが率直な感想だったけど、なぜか、他のゲストが魚の写真を撮っているのが羨ましくなって水中撮影を始めてみた。
コンデジで撮ったはじめての被写体は、大瀬崎(西伊豆)のアイドル、ミジンベニハゼ。
「お家は空き瓶で、こんなに小さかったの!? とても可愛くて、 とても楽しかったことを覚えています」
それから週末だけはキャラ変して、水中撮影の虜になってしまった今尾さん。
大きくて重たいカメラを持って海に入り、そして、 泳げるのかとても心配で、かなり悩んだものの、ついに一眼レフを購入。
以来、マクロにワイドに撮影を続け、気がついたら写真展を開催していて、本人もびっくり。
「会社でお世話になっている方の個展を見に行ったときに、水中写真展をやってみませんか? と言っていただいたのがきっかけです。たったのダイビング本数160本で『私なんかがいいのかな』とは思ったのですが、チャレンジしてみることにしました」
自分の生き方に疑問を感じ、少し心が弱っていた時期に出会った海と写真。
いつも優しく包み込んでくれる海は、心を溶かしてくれて、生活も価値観も変えてくれた。
人生が大きく変わった気がする。
そんな思いが「海が好きになりました」というストレートなタイトルに込められている。
写真展の内容は、今尾さんらしい。
プリントは和紙。
「立体感があって、やわらかくて、やさしくて、ほんわか。ひと目ぼれしちゃいました」
「目指せ!100本」から始まる2部構成で、コンデジの写真から一眼レフの写真まで、まさに今尾さんの成長記録。
キャプションにも、運動が苦手な今尾さんが、ダイビングで奮闘する様子や写真にハマっていく様子が可愛いらしい書体でつづられ、つい、にんまり。
等身大でストレートだからこそ、不純物のない「海が大好き」が伝わってきて、ほっこりと優しい気持ちにさせられてしまう、そんなキュートな水中写真展です。
「無事に写真展を開催できたのは、いっぱい助けていただいたからです。やわらかな雰囲気で水中世界を楽しんでいただけたら嬉しいです」
海が好きになりました
~今尾祐子 水中写真展~ info.
■期間:2016年6月20(月)~7月16日(土)
■時間:10時〜19時
※7/9(土)は休み
※7/11(月)、7/16(土)は16時まで
■場所
夢工房だいあん株式会社ギャラリー
http://daian-re.com/gallery
○東急東横線「綱島」駅 西口 徒歩1分
○横浜市港北区綱島西1-11-5 マルエスビル1階
※不動産屋さんの店内の展示スペースになります。
【今尾 祐子 YUKO IMAO】
子供の頃から生き物が 大好きで学生時代はバイオ系の研究に励む。
企業に就職後、週末も勉強して目標だった弁理士試験に合格するものの、自分の生き方に疑問を 感じるようになる。
そんな時に、海と写真と出会い、生活も価値観も変わっていく。
伊豆と沖縄の海を潜り、ダイビング本数は約160本。
色白なので、今でもダイバーには見えないらしい。
写真を通して、癒される時間をつくっていきたい。