復活するアンダマン海 津波から3ヶ月後の取材

Andaman / アンダマン

津波から3ヶ月後の取材

Photo&Text
越智 隆治
Special Thanks
D.O.,edive,JTDN
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Andaman / アンダマン

津波から3ヶ月後の取材

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越智 隆治
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アンダマン海の素顔 津波から3ヶ月後の取材

2005年2月に行った、津波から2ヶ月後の取材に引き続き、WEB-LUE取材班は、2005年3月、ちょうど3ヶ月後にタイのスミラン諸島を中心に津波後の復興状況取材を行った。少しでも多くの人にもっとも新たな現状を知ってもらう事も重要ではないかとの考えもあり、今回もJTDN(Japan Thailand Diving Network)が主催するシミラン諸島、 サンゴ修復ボランティアクルーズに乗船した。それに加えて、カオラックに拠点を置くediveのスリン、スミランクルーズに乗船。また、プーケットのダイビングサービスD.O.の協力の元、プーケットからのデイトリップエリアである、ピピ島にまで足を伸ばした。

復活するアンダマン海

津波から約3ヶ月後のスミラン諸島でのダイビング

今回はクルーズ船に乗船し、復活するアンダマン海スミラン諸島の数箇所のポイントに潜ってきたが、以前とほとんど変わらないアンダマン海の広がっていた。確かに今回の津波で 影響を受けた箇所もあったが、「それは全体の約10~20%の部分に過ぎない」と、現地のガイドさんが教えてくれた。数字にするのは難しいかもしれないが、確かに、報道されていた陸上の被害とは比較にならないほど、海の中は平静を保っていた。    
スミラン諸島に到着後。1本目のダイビングポイントはAnita’s Reef (アニタズ リーフ)。もともと、津波の影響がほとんどないとブリーフィングを受けて潜ったポイント。エントリー直後からイエローバックフジュラーの大群に囲まれた。この魚はインド洋の固有種でとても人気があり、黄色い背を持った姿態は、青く透き通った海にとても映える。その魚群に誘われるように、リーフ沿いを進んでいくと、豊かに実ったソフトコーラルやハードコーラルの群生が現れた。津波以前にも、このポイントに潜ったことがあったが、何も変わらず、記憶のままの姿だった。スミランらしい華やかな海中景観が健在であることが嬉しくて、カメラ片手に見覚えのある根の周囲を何度も巡っては撮影を続けた。

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