空飛ぶジョーズ

South Africa / 南アフリカ

ホオジロザメが美しく舞う
南アフリカの海

Photo&Text
鍵井 靖章
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South Africa / 南アフリカ

ホオジロザメが美しく舞う
南アフリカの海

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鍵井 靖章
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ホオジロザメが美しく舞う
南アフリカの海

2006年の6月、TV番組「情熱大陸」の収録を兼ねて南アフリカのサイモンズタウンまでやって来た。目的はホオジロザメ。今回はケージ(檻)ダイビングだけではなく、エアージョーズと呼ばれるホオジロザメが水面からジャンプする撮影にも挑んだ。撮影予定期間は4日間。限られた時間のなかで、ホオジロザメに接近撮を試み、その魅力に迫った。

ホオジロザメが美しく舞う 南アフリカの海

ホオジロザメが棲む海域に浮かぶ オットセイの島

ホオジロザメの撮影のために、ホオジロザメが美しく舞う 南アフリカの海サイモンズタウンの沖合いに浮かぶシールアイランド(seal island)に向かった。ボートでの所要時間は約30分。この数字がこの町でのホオジロザメと人間の距離だ。正直、その距離の近さに大変驚いた。島には南アフリカオットセイ(アシカの一種・cape fur seal) がたくさん生息している。1 年のうち多い時は約68,000頭で、撮影時期は約40,000頭だと今回お世話になったChristopher Fallows(クリストファー・フォロウズ)とMonique Fallows(モニーク・フォロウズ)の2人のnaturalist(動物研究者)は教えてくれた。  
島の風下に周りと、ツンと鼻にくる強烈な動物臭がする。写真では表現できないのが残念で、のんびりと昼寝を楽しんでいる彼らの姿からは想像し辛いほどの臭い……。島を眺めているとアフリカンペンギン(African pengui)の御一行を見つけた。氷山ならず、オットセイ山の佇む彼はとても愛くるしく、ここがホオジロザメの回遊する海であるということを忘れさせてくれた。

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