パラオマンタリサーチ!序章
Palau / パラオ
50匹のマンタの捕食現場を探したリサーチ、その結果やいかに!
Palau / パラオ
50匹のマンタの捕食現場を探したリサーチ、その結果やいかに!
- Photo&Text
- 越智 隆治
- Special Thanks
- デイドリームパラオ
- Design
- Sana☆
外洋のパヤオ(浮き魚礁)下に群れる魚たちを狙う
ジャーマンでマンタの補食に遭遇したその翌日、この勢いに乗って、北のマンタを!と再度チャレンジしたが、結局北では、最後まで1匹もマンタを見ることができなかった。しかし、「あまり確実に見えない方が良いのかもしれないですね」と遠藤さん。この発言は当然、そういう環境を保護していくという意味が含まれている。最終日には、外洋、水深2000mや3000mの海域にパラオ政府によって設置されたというパヤオ(漁業用の浮き魚礁)の下を潜るという企画にチャレンジした。シイラやバショウカジキ、外洋性のサメなどを期待したが、今回見れたのは、アミモンガラの群れ、外洋性のマツダイ、まだ小振りだが、シルキーシャークなど。素潜りでの撮影ではあったけど、この抜けるような透明度が何とも言えず、爽快だった。
リベンジ取材予定!
「パラオマンタリサーチ序章!」と書いたからには、「本編!」に続かなくては話にならない。100%撮影ができる保証も無いのに、すでにこんな事を書くと、イッテQで、釣り上げられもしないカジキを「釣り上げてくるぞ〜!」とタレントが番宣し、有名な回転鮨屋さんが、その鮨ネタを食べられるかのような宣伝をして、結局釣り上げられないで他人が釣ったものでお茶を濁すような事になりかねない。しかし、それも実はお店の宣伝にはなっているわけだけど。
まあ、それも有りか…、いやいや、宣言することで、逃げ道を自ら閉ざす事も時には、重要。そういう思いで、次回、2012年4月にリベンジ取材を行なうことに決定した。この取材、若干の一般ダイバー参加者の募集も行なう予定。詳しくはデイドリーム・パラオの遠藤さんまで。しかし、リサーチ取材は、上記したような退屈さが伴う可能性も覚悟した上で参加してもらえればと思う。
デイドリームパラオ
現在、パラオ屈指のリサーチ力を誇る日系ダイビングサービス。豪華ダイビングクルーズ船、龍馬を擁する。また、サイパン、グアム、そしてペリリューにも支店を持つ。マネージャーの遠藤学さん他、パラオガイド歴の長いスタッフが、ワイドからマクロまで、確実に見せてくれる的確なガイディングは、過去に蓄積された数々のリサーチデータの賜物。そのデータは、時に一発狙いの大物まで、遭遇確率を上げてくれる。
もちろん、ビギナーや体験ダイビングも大歓迎!2010年11月に就航した新型スピードボートDayDreamⅥは、全長12.7m、全幅3.3m、定員、ゲスト定員18名。トイレ、シャワー付きで、より早く、より快適にパラオでのダイビングを提供してくれる。