ノルウェーで巨大ホエールウォッチング施設が2022年にオープン
ホエールウォッチングスポットとして世界的に有名なノルウェーで、海洋生物の知識を深めたり、ホエールウォッチングを楽しむことが可能な施設「The Whale」が建設中。いったいどんな施設なのだろうか。
世界有数のホエールウォッチングスポット・アン島アンデネス村
直訳するとクジラの意味をもつ「The Whale」は、北極圏にあるノルウェー・アン島のアンデネス村にて建設が進められている。アン島周辺の海には水深の深い峡谷があり、ザトウクジラをはじめとする大型のクジラが岸近くで餌の捕食ができるため、ホエールウォッチングには最適な場所とされている。「The Whale」には周囲を見渡せる広い屋上が設計されており、入場者は屋上からホエールウォッチングを楽しむことができる。
クジラの尾を彷彿させる美しいデザインも見どころ
海から見るとクジラの尾びれに似ている、特徴的でおしゃれなデザインの考案者はデンマークにある建築デザイン事務所のクリエイティブディレクターを務めるドルテ・マンドラップ氏。アンデネス村の風景とシームレスに溶け込むことをビジョンとしデザインしたという。建物全体を俯瞰してみたときには、地面から巨人に持ち上げられたかのようにデザインされており、その下にセンターを収容する空間がある。センターには、展示スペース、カフェ、事務所、ギフトショップ、そして観測点が建設される予定。
マンドラップ氏は、「The Whale」が人間とクジラ、文化、自然の出会いをもたらす道を開き、芸術、科学、建築を通して忘れられない体験が得られる場所になることを期待しているという。
「The Whale」は、2022年に一般公開される予定だが、いまから完成が待ち遠しい。