パラオマンタリサーチリベンジ!そして、ぐるぐるマンタの可能性

Palau / パラオ

50匹ものマンタが、ぐるぐると旋回する!

Photo&Text
越智 隆治
Special Thanks
デイドリームパラオ
Art Direction
PanariDesign
Design
Yoshiko Murata
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Palau / パラオ

50匹ものマンタが、ぐるぐると旋回する!

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越智 隆治
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デイドリームパラオ
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Yoshiko Murata
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出た!出た!出た!ぐるぐるマンタ!

50匹のマンタに、ガイドも興奮を隠せない。カメラを握りしめて、群れに突入!

11月の結果もあるし、これまでのリサーチ情報を聞いているし、あまり気合いを入れすぎないように臨んだ初日。ユウカクチャネルにある、003では、多少強い風を感じた。
「これではナブラ(水面で捕食するグルクンなどの群れが立てる海水面の揺れ)を見つけにくいな」そう思いながら、ボートの縁に立ち、つま先立ちで、周囲の海を見渡す。遠藤さんも同じように船首に立ち、周囲を見渡していた。

リサーチを行なうに当たって、ジャーマンチャネルの捕食マンタと、003での捕食マンタの違いを聞いた。
「ジャーマンチャネルは、チャネル入り口から、湾奥に行けば行く程、狭まっているんです。だから、上げ潮に乗ってプランクトンが流されてきて集まる場所が、狭いエリアに限定される。だから、捕食マンタを見つけ易いんです。しかし、003のあるユウカクチャネルはチャネル入り口から幅が狭まることがあまりなく、堡礁内へと続く比較的幅の広いチャネルです。おまけにチャネルの外もかなり沖合まで水深がだらだらと落ち込む地形になっています。だから、色々な方向から潮がかかりやすく、プランクトンの集まる場所も全然違って来るので、当然、マンタの出る場所も違ってきます」
そう話していた遠藤さんの言葉に納得しながら、広範囲に広がる捕食エリアを見回し続けた。

パラオのぐるぐるマンタ

そのとき「いた!!マンタいた!」相変わらず小声ながら、興奮気味に発した遠藤さんの指差す方向を見ると、ナブラの立つ周囲に、マンタの胸びれや、お腹側を上にして泳ぐ白い部分がはっきりと確認できた。
「やった!何匹くらい?」と訪ねると、「タクサン!タクサン!」とパラオ人スキッパーも嬉しそうに叫んだ。

接近すると、かなり激しく移動をしながら捕食しているようだった。「素潜りで行った方がいいよ!」僕はそう叫び、慌ててカメラハウジングからストロボの接続部分を外し、素潜りの体勢整えて、一気にエントリーした。
マスクを海中につけた途端、目の前には、優に30匹を越えるマンタたちが、優雅に大空を飛ぶ猛禽類のごとくに胸びれをたなびかせ、そして、夕焼け空を飛ぶ雁のように、一糸乱れぬ編隊を組んで突っ込んで来た。

パラオのぐるぐるマンタ

「すげ〜!すげ〜!!初日から大当たりだ!!」
マンタを見慣れた自分でさえ、興奮を隠し切れず、シャッターを連射しながら、マンタに並走、追跡を繰り返しながら撮影を続けた。

パラオのぐるぐるマンタ

当然見れると思い込みながら望んではいたものの、やはりどこかに、「見れなかったらどうしよう」という思いがまったく無いわけではなかった、しかし、もう今目の前には、現実にぐるぐるマンタが、我が物顔で暴れ回って捕食を続けているのだ。

パラオのぐるぐるマンタ

僕は無我夢中でマンタの捕食シーンを撮影し続けた。個体数は、目視で一度にカウントできたのが、20個体以上。トータルで40匹はいたと遠藤さんに言われた。スノーケリングで十分に撮影した後、今度はタンクを着けてエントリーし、違ったアングルからの撮影を行なった。

初日にして、リベンジ達成!これも、6年前のペリリューのロウニンアジと同じ結果。
撮影後「やっぱり越智さん、持ってますね〜」と遠藤さんに言われ、「まだまだ、こんなもんじゃ無いよ、きっと」と有頂天になっていた。しかし、その発言通り、翌日には50個体、翌々日にも、30個体近くのぐるぐるマンタたちに遭遇し。100%、いや、120%のリベンジを果たすことができたのだ。

パラオのぐるぐるマンタ

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