東北の元気な海を見てください。Part.1 むらいさち・夏色
Iwate / 岩手
ボランティアダイバーや地元の方々、そしてガイドたちの活躍で復活、再生した元気な東北の海をご覧ください。
Iwate / 岩手
ボランティアダイバーや地元の方々、そしてガイドたちの活躍で復活、再生した元気な東北の海をご覧ください。
- Photo
- むらいさち
- Text
- 寺山 英樹
- Special Thanks
- ダイビングショップRias、女川町竹浦ダイビング協議会、モア・プロジェクト・ジャパン
- Design
- PanariDesign
#02 北のめんこい魚たち
宮城 女川町・たげな
女川・竹浦(たげな)の海が
ニューオープン!
ダンゴウオやクチバシカジカといった北のアイドルが火付け役となり、スキー板を乗せた車に交じって、ダイビング器材とカメラを持ったダイバーが通う東北のパイオニア、女川(おながわ)。
津波で瓦礫の海と化し、ダイバーが潜って遊ぶどころではなかったが、ダイバーたちの尽力などもあって、水中の瓦礫を撤去。
さらに、その過程で地元との関係も築かれ、ダイバーを受け入れることが決定!
今まで女川と呼ばれていたポイントとは若干潜る場所が異なり、潜る海は女川の竹浦。
港から5分ほどに位置する「アコ島」と「弁天島」の2つのポイントがあり、共に水深10メートル前後でのんびりまったり、めんこい魚たちを楽しむスタイルだ。
北のめんこい魚たちが
ベストシーズン!
東北のめんこい生物代表は何と言っても、クチバシカジカ。
クチバシ(のような吻)と美しいグリーンの目、顔の特徴的な模様、そして、ぜんまい仕掛けのようにちょこちょこ動く姿がなんともキュート。
そんなクチバシカジカを探して壁のくぼみをのぞいていると、こちらも北のスーパーアイドル・フサギンポと、なんと2ショット!
貴重なシーンに遭遇したのでした。
水温が下がるとどんどん活発になる北のめんこい魚たち。
伊豆では貴重なダンゴウオもこちらではわんさかと……。
クチバシカジカは穴の中から活発に出てくるようになり産卵シーズンを迎える。
北のめんこい魚たちが最も輝く季節の到来だ。