東北の元気な海を見てください。Part.1 むらいさち・夏色

Iwate / 岩手

ボランティアダイバーや地元の方々、そしてガイドたちの活躍で復活、再生した元気な東北の海をご覧ください。

Photo
むらいさち
Text
寺山 英樹
Special Thanks
ダイビングショップRias、女川町竹浦ダイビング協議会、モア・プロジェクト・ジャパン
Design
PanariDesign
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Iwate / 岩手

ボランティアダイバーや地元の方々、そしてガイドたちの活躍で復活、再生した元気な東北の海をご覧ください。

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ベストシーズンの岩手の海へ

夏色の海はぐんぐん透明度が上がり、アイナメの抱卵が見られるとすっかり秋模様。

アイナメの卵(岩手)

11月末現在、アイナメの産卵がはじまり、宝石のような卵を抱く姿があちこちで見られている( 写真= 佐藤寛志)

さわやかな岩手の海で楽しんでいると、ここが津波のあった海であることをすっかり忘れてしまうが、防波堤を挟んで左へ旋回すると、基礎から倒壊した堤防が横たわるなど、津波の爪痕がそこかしこに。
豊饒の海と津波の爪痕と。ひとつの海に、東北の2つの顔を見る思いだ。
今後も、この笑顔と泣き顔の両方と向き合っていくことが大事なのだろう。

東北岩手・大船渡市浪板海岸の海

ダイバーにできることは潜ること。
爪痕を癒すために復興作業で潜る一方、豊穣の海を潜り、楽しむことも、また前に進むためには必要なこと。

カジカの放卵シーンが始まれば、岩手の海は冬のベストシーズンの幕開けだ。

***

三陸鉄道南リアス線「恋し浜」駅

津波で不通になってしまった三陸鉄道南リアス線に「恋し浜」という駅がある。
恋愛成就の駅として知られ、駅待合室にホタテ貝を絵馬として吊るす「ホタテ貝の絵馬掛け」が有名だが、震災後は、復興を願う絵馬が増えた。
陸上にも爪痕は深く残るが、希望も笑顔もいっぱいある。

岩手を潜るなら……
ダイビングショップRias

ダイビングショップRias

三陸ボランティアダイバーズの理事長としても活躍するくまちゃんこと佐藤寛志さんのダイビングショップ。
地元・岩手の海はもちろん、宮城・女川の海もナビゲート。
130kgの体躯に似合わない繊細なガイドが好評で、写真も玄人はだし。
岩手というと遠いイメージがあるが、池袋から出発する夜行バスを利用すると効率的。
夜の23時ごろに出発し、ダイビングポイントの「浪板海岸」まで数分に位置する越喜来の停車場には早朝7時30分ごろ到着する。
がれき撤去のお手伝いで潜るもよし、ベストシーズンの岩手を潜るもよし!
ぜひ、足を運んでみてほしい。