ニューカレドニア南部州 首都ヌメアと南太平洋の宝石箱、イル・デ・パン

New Caledonia / ニューカレドニア

南部州を回る、ニューカレドニア第二弾!

Photo&Text
越智 隆治
Deisign
Panari Design
Special Thanks
ニューカレドニア観光局、エアカラン、KUNIE SCUBA CENTER、ALIZE
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New Caledonia / ニューカレドニア

南部州を回る、ニューカレドニア第二弾!

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越智 隆治
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ニューカレドニア観光局、エアカラン、KUNIE SCUBA CENTER、ALIZE
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フレンドリージュゴンとの遭遇

今回のロケでジュゴンに遭遇し、撮影することができた。
ジュゴンは、オーストラリアを中心に、太平洋、インド洋の熱帯、亜熱帯域に生息する海洋ほ乳類。
オーストラリアに8万頭、その他に2万頭、計10万頭が生息していると考えられている。
しかし、シャイな性格なために、ジュゴンと水中で遭遇できることはなかなか難しい。

ヌメアでは、ALIZE のダイビングボートが停泊している港の入り口付近で、頻繁にジュゴンを目にする。
今回の滞在中も、出発前に3度、戻って来るときに1度、ボートの目の前にジュゴンが姿を見せた。
ボートに驚いてすぐに潜ってしまったものの、こんなに船が多い都市部でジュゴンが見られる事は、本当に珍しい。

ニューカレドニアのジュゴン(撮影:越智隆治)

スノーケルをする人の目の前で、こんなにリラックスしているジュゴンなんて本当に珍しい

「11月は交尾シーズンらしくて、以前にも港の目の前で交尾しているジュゴンにも遭遇したことがあります」と小川さん。

7月から9月前半頃までには、グランドテール島南部に、出産、子育てのために、ザトウクジラたちも集まってきていて、研究者たちが個体識別を行っている。

世界自然遺産にも登録された、ニューカレドニアのバリアリーフとラグーンには、そんなレアな海洋生物たちが安心して住むことができる、優しい
海が広がり、その海を人々が大切に見守っているのだなと感じた。

ニューカレドニアのジュゴン(撮影:越智隆治)

まるで口に手を当てて笑ってるみたいなジュゴン

抜群の透明度と美しいビーチ
リフーへの誘い

ロワイヨテ諸島の3つの島では、リフーが最も大きく人口も多い。
シャトーブリアンやロンガニという、きめ細かい白砂の美しいビーチがあることでも有名だ。

リフーへはヌメアのマジェンタ空港から国内線飛行機でのアクセスとなる。
着陸態勢の飛行機の窓から島を見下ろすと、海面から5~10m、場所によっては20m以上も切り立った隆起サンゴの断崖といくつかのビーチに囲まれ、うっすらと引かれた線のように見える道路以外は全て木々に覆われる。

ニューカレドニア、リフー(撮影:小川理志)

撮影:小川理志

起伏に富んだ地形は水中にも続いている。
水深6mのリーフの根があるかと思うと、そこから一気に50mまで落ち込む。
そんなスポットがいくつもあり、トンネルやアーチ、クレバスに差し込む日の光が神々しさをも感じさせてくれる。

そして驚くべきは透明度のよさだ。
悪いときで30m、よいときは60mを超すほど。
島の周りにバリアリーフがなく、外洋と直接つながっているために水が澄んでいる。

さらに、サンゴの状態はニューカレドニアで一番よい。
中でもカラフルなソフトコーラルの見事さは思わず息を呑むほどだ。

ニューカレドニア、リフー(撮影:小川理志)

撮影:小川理志

そんなリフーの海を案内するのはAnnabella(アナベラ)が率いるLagoon Safari Lifou(Tel.(+687)45 40 60 or (+687)78 94 72)。
リフーの魅力を余すところなく紹介してくれる。

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