ニューカレドニア南部州 首都ヌメアと南太平洋の宝石箱、イル・デ・パン

New Caledonia / ニューカレドニア

南部州を回る、ニューカレドニア第二弾!

Photo&Text
越智 隆治
Deisign
Panari Design
Special Thanks
ニューカレドニア観光局、エアカラン、KUNIE SCUBA CENTER、ALIZE
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New Caledonia / ニューカレドニア

南部州を回る、ニューカレドニア第二弾!

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越智 隆治
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ニューカレドニア観光局、エアカラン、KUNIE SCUBA CENTER、ALIZE
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この記事は約3分で読めます。

世界で2番目に大きなバリアリーフを持つニューカレドニア。

その首都、ヌメア。
そして、そのヌメアから東南東約100kmに位置する、観光客に人気の美しい島、イル・デ・パン。

今回は、ニューカレドニア南部州の人気スポット2カ所の海に潜った。
群れ、定番の大物のみならず、他では見る事の無い固有種、レアな大物との遭遇と、毎回のダイビングが興奮の連続だった。

北部州に続く、ニューカレドニア特集第2弾!

ニューカレドニア、ヌメア&イル・デ・パンのウェブマガジン(撮影:越智隆治)

空から、入組んだ入り江と、そこに広がるヌメアの美しい町並みを見下ろす

イル・デ・パン
癒しの島、南太平洋の宝石箱

ヌメアの国内線空港から、エアカレドニアのオレンジ色の機体に乗り込んで、南を目指す。
グランドテール島の山並みが途切れて、美しい海が眼下に広がる。
今にも爽快に泡立ちそうなソーダ色の海には、輪っか状になったサンゴのリーフが点在しているのが見える。そして、すぐに小さな島々が見えてくる。

ニューカレドニア、ヌメア&イル・デ・パンのウェブマガジン(撮影:越智隆治)

透き通るような海水の中には、沢山の魚たちが泳いでいた

ヌメアから時間にして、約25分のフライトで、ニューカレドニアでもっとも人気の高い観光島、南太平洋の宝石箱とたとえられる、イル・デ・パンに到着する。
島には針のように天空に向かって伸びる、ナンヨウスギが何本も林立していて、独特の景観を見せてくれる。
クトビーチやカヌメラビーチなどのニューカレドニアでも有数の美しい白砂のビーチが点在する。
この島周辺もまた、世界自然遺産に含まれる、貴重な海が広がっている。

ニューカレドニア、ヌメア&イル・デ・パンのウェブマガジン(撮影:越智隆治)

ピッシンヌ・ナチュレルでは、スノーケリングを楽しむ観光客も多い

不思議の島を巡る

初めてこの島を訪れたときには、まるでおとぎ話の世界に迷い混んでしまったかのような気分になった。
それは、ナンヨウスギの林立する森に包まれた、ソーダ色をした浅い海の広がるオロ湾を訪れた時であったり。
メラネシア人の神々を彫った何本ものトーテムに守られるように中心に立つキリスト像の姿を見たときだったり。
過去に政治犯が収容されていたと言われる、監獄跡に足を踏み入れた時であったり。
がたがた道を車で登った高台から見た、島々のシルエットに感動した瞬間だったり……。

ニューカレドニア、ヌメア&イル・デ・パンのウェブマガジン(撮影:越智隆治)

森の中に差し込む太陽光に、たき火の煙が加わって、より鮮明に斜光を映し出した。神秘的な光景だ

自分が今までに見て来た南の島の風景とは、どことなく少し違った、この島の独特な雰囲気のせいだったに違いない。
そう、まるで寒い国と暖かい国が混在しているような、そんな感じだった。

ニューカレドニア、ヌメア&イル・デ・パンのウェブマガジン(撮影:越智隆治)

高台から、夕焼けに染まる、ナンヨウスギの林立する島々を眺める

滞在はホテル・コジュー。
古いホテルだが、ダイバーにとって嬉しいのは、イル・デ・パン唯一のダイビングサービス、KUNIE SCUBA CENTERが隣接していることだ。
KUNIEというのは、現地語で「海の宝石箱」の意味で、イル・デ・パンの現地名でもある。

ニューカレドニアのホテル・コジュー(撮影:越智隆治)

海から見た、ホテル・コジュー

ニューカレドニアの赤ちゃんと子犬(撮影:越智隆治)

漁師の村で見かけた赤ちゃんと子犬

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