懺悔します……

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今年最大の悪夢。いや、大懺悔。
あれほど鳥肌が立ったことがかつてあっただろうか……。

今年GWのフィリピンはサウス・レイテ。

ジンベエザメが目玉だったが、何度も一緒に泳いでいる僕は、
密かに、ジンベエザメより、未だ会ったことのないミミックオクトパスとの遭遇を楽しみにしていた。

最終日。念願叶ってついにミミックオクトパスと遭遇!

 
変幻自在のミミックオクトパス

大興奮した僕らが追いかけながら変幻自在するミミックに喜んでいると、
こりゃたまらんとばかりにミミックは砂に潜る。
すると、ガイドが指示棒でホジホジしてミミックを掘り起こし、
また、ミミックウオッチングを楽しむ、の繰り返し。

やがて、逃げ切ったミミックをあきらめ、各々が他の楽しみに没頭していると、
ふと自分の目の前にミミックが再登場。
まじまじと見たり、うりうりとイタズラしてみたり。とにかく愛らしい。

皆にも見せてあげようと、手招きして呼ぶと、気配を察したのかミミックが砂の中へ。
ガイドの真似をして指示棒でホジホジするものの出てこない。
躍起になってさらにホジホジするもののやっぱり出てこない。

諦めてエグジットへ向かうと、途中でコブシメが登場。
皆に知らせようと、指示棒で指した瞬間、身の毛がよだち、全身が粟立つ。

ひ、ひゃ〜〜〜。

指示棒にミミックの足が巻きついている!!!!!

そう、指示棒で砂をホジホジし過ぎて、ミミック本体を刺していたのだ……。

ショックでしばらくブルー。
あまりの後味の悪さに忘れることにしたが、今でも思い出しては鳥肌が立つ。

生物を触るどころか、傷つけてしまうとは。
言い訳できません。ここに懺悔します……。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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