【鹿児島発】瓶の中に棲むイレズミミジンベニハゼにパートナーが登場!

今年は新型コロナウイルスの影響で海に行く機会が減ってしまったという方も多く、ダイバーとっても厳しい夏になっていますね。そんな中ですが今回、嬉しいニュースが舞い込んできました。
場所は鹿児島の南さつま「大当(おおとう)」。昨年の11月にヘッドラインで、人工物に棲みつく珍しい姿を紹介したイレズミミジンベニハゼですが、なんと最近になり新しくもう1匹確認されてペアになったのです。突然現れたのはイレズミミジンベニハゼの雄の成魚。周りには他のイレズミミジンベニハゼは全くいなかったのに、いったいどこから現れたのか不思議な感じです。

ついにペアとなったイレズミミジンベニハゼ

ペアにはなったのですが、新しく来た雄の方がかなりの臆病で、一日のほとんどを瓶の中で過ごしたまにチラッと顔を出す程度。一緒に並んでみることができるのは、ほんの一瞬です。

人間を気にせずに瓶からでる雌

逆に雌はとても人馴れしていて、人間の存在を気にすることなく、瓶から体を出しプランクトンを狙う瞬間も見ることができます。またイレズミミジンベニハゼだけではなく、ミジンベニハゼの幼魚も今年は沢山いるようで、砂地に置いてある瓶を確認していくと高確率で中にミジンベニハゼが入っています。

ミジンベニハゼ 幼魚

ペアになっただけでも驚かされましたが、さらに嬉しい出来事がもう一つ。瓶から体を出しているミジンベニハゼの幼魚がいたと思い撮影をしようと思ってよく見てみたら、なんとイレズミミジンベニハゼの幼魚でした。しかも、まだ瓶についたばかりなのか下半身が少し透明。大きさは1㎝ないぐらいの小さな可愛い個体です。新たなパートナーだけでなく、幼魚も1ダイブで見ることができてしまうのです。

イレズミミジンベニハゼ 幼魚

そんな、イレズミミジンベニハゼのペア、イレズミミジンベニハゼの幼魚、ミジンベニハゼを見るなら今の時期がチャンスです。

撮影協力/鹿児島ダイビングショップSB

堀口和重さん
プロフィール

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伊豆の大瀬崎にある大瀬館マリンサービスにチーフインストラクターガイドとして勤務後、2018年4月にプロのカメラマンに転向。
現在は伊豆を拠点に水中撮影から漁風景や海産物の加工まで海に関わる物の撮影を行っている。
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PROFILE
日本を拠点に活動している⽔中カメラマン。カメラマンになる以前はダイビングガイドをしながら数々のフォトコンテストで⼊賞。現在はダイビング・アウトドア・アクアリストなどに関連する雑誌やウェブサイト、新聞などに記事や写真を掲載、水中生物の図鑑や教書にも写真提供している。2019年に日本政府観光局(JNTO)主催の“「⽇本の海」⽔中フォトコンテスト 2019”にて審査委員、2020年には“第28回 大瀬崎カレンダーフォトコンテスト”の特別審査員も務める。近年は訪⽇ダイビングツーリズム促進を⽬的として“NPO 法⼈ Japan Diving Experience”としての活動も⾏っている。