基本のあいさつは、言葉より気持ちが大事!?〜あっこのワンポイント・ダイビング英会話〜

Hi, how are you? / Nice to meet you!

ハーイ・ハゥ・アー・ユー/ナイス・トゥ・ミーチュウ

みなさんこんにちは。
いきなり初歩的な英語でもうしわけありません。
でも、あいさつは万国共通の基本。
定番中の定番のこのフレーズ、使いこなせていますか?

空港カウンターでもレストランでもショップでも、”Hi, how are you?”と声をかけられたら、どうしていますか?

ダイビングツアーなどで他のダイバーさんと一緒に旅することも多いのですが、声をかけられても恥ずかしそうに照れ笑いしたり、とっさにうつむいてしまう方を時々見かけます。
日本では普通、知らない人と目が合ったら逸らしてしまいますよね。
それに、いきなり英語で話しかけられて気後れしてしまうのも分かります。

ただ、初対面の人に対しても気軽に使われるこのフレーズ、日本語の感覚だと「いらっしゃいませ」程度なのですが・・・英語ではいっちょまえの質問。
何も答えないと、相手は無視されたと感じてしまいます。

本当に元気じゃなくてもつっこまれることはまずないので、”Fine, thank you”、”I’m good”などなど、ちゃんと返事をしておきましょう。
余裕があれば、”And you?”と返しておけばさらに好印象です。

Photo by Akiko

ただし、ダイビング前のブリーフィングで体調を尋ねられている場合は、当たり前ですが適当に答えるのはダメですよ(笑)
その場合は”How are you feeling?(具合はどう?)”などと聞かれるはずなので、”I’m feeling〜” + “great(絶好調)”、”okay(まぁ普通)”、”a little sleepy(少し眠い)”、”jet-lagged(時差ぼけしてる)”等々と答えればOKです。

ガイドさんなど、これからお世話になる人に初めて挨拶するときは、”Nice to meet you”が使いやすいと思います。
直訳すると「あなたにお会いできて嬉しいです」という意味ですが、「はじめまして」「よろしくね」という意味もあります。
相手に言われたら”Nice to meet you, too”と返しましょう。
短く”You too”と返せば、こなれた感じになるかも?!

でも、いざとなったらどうしても言葉が出ない!という人は、とりあえず相手の顔を見て”Hello!”だけでもいいと思います。
それも出なければ、日本語で「こんにちは」だけでも。

普段使い慣れない英語。
間違えたら恥ずかしい気持ちも分かりますが、外国語なんだから、完璧に話せなくて当たり前なんです。
それに、日本から行く機会が多いダイビング・エリアは英語が母国語じゃない国も多いですよね。
ということは、スタッフも私たちと同じでネイティブじゃない。
必ずしも正しい英語を使っているとは限らないのです。

まずは、どういう言葉を使うかより、コミュニケーションしよう、という気持ちが大事です。
紹介したような挨拶をきっかけに、知っている単語を並べるだけでもよいので、伝えたいと思うことを声に出してみるとよいと思います。
余裕がある人は相手の目を見て話してみてください。
とはいえ、ガン見は日本と同じで失礼なので、ほどほどに。

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PROFILE
広島県生まれ。父親の転勤で小中学生時代の6年間をアメリカで過ごす。
東京大学農学部卒業後、翻訳会社勤務を経てフリーランスの翻訳/通訳者となり、現在は技術系の翻訳やエンターテインメント業界での通訳を主としている。

特技はどこでも現地人になじむこと。
言葉は違っても心は通じるはず!と勝手に思い込み、笑顔で入りこんでいきます。

好きな海はミクロネシアのチュークと御蔵島。
この出会いがダイビングを始めるきっかけとなり、いまではすっかり魅了されています。
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