ダイビング前の不安や体調不良を英語で伝えるには?~あっこのワンポイント・ダイビング英会話~

I feel sick.
アイ・フィオ・スィック

前回の内容は、ブリーフィング時に聞いておきたいことについてでした。
今回は、こちらからガイドやスタッフに伝えたいこと、たとえば、不安なことや体調の問題についてです。

バハマドルフィンスイム2012年第4週

見られるお魚や、水温や水深は分かったものの、最後のダイビングは5年前だから緊張するなぁ・・・とか、
実は耳抜きが苦手なんだよなぁ・・とか、ちゃんと中性浮力とれるかなぁ・・・とか、不安なことがあれば、きちんと伝えてサポートしてもらいたいですよね。

「ブランクダイバー」は和製英語です。
“blank diver”を日本語に直すとすれば「頭が空っぽなダイバー」・・・?!
正しくは、“I have a **-year blank.”(*年のブランクがあります。)
または、”My last dive was ** years ago.”(最後のダイビングは*年前でした。)です。
「だから緊張しています!」“So I am nervous!”(ソー・アイ・アム・ナーバス!)となります。
ちなみに、「初心者です。」は、“I am a beginner.”(アイ・アム・ア・ビゲナー)です。

不安を伝えるには、“I am worried about…”(~が心配です)、

苦手を伝えるには、“I have trouble with…”(~に苦労します)を使います。
たとえば・・・
 耳抜き: clearing (equalizing) my ear(クリアリング・マイ・イヤー)
 船酔い: getting seasick
 エア消費が早い: fast air consumption(ファースト・エア・コンサンプション)
 水深: depth
 水温: water temperature
 速い流れ: fast current
 浮力調節: buoyancy control(ボイヤンシー・コントロール)

また、ダイビング前は絶好調だったのに、上がってきたらなんか気分が悪い…
というときは、一番簡単には“I feel sick.”(気分が悪い)です。
具体的な症状を伝える余裕があれば、以下を参考にしてみてください。

I feel…
 めまいがする: dizzy
 寒い: cold
 吐き気がする: nauseous(ナーシャス)、
 または”I want to throw up.(アイ・ワントゥー・スロー・アップ)”(吐きたい)

I have…
 頭痛: a headache(ヘデーク)
 腹痛: a stomachache(スタマケーク)
 切り傷: a cut(カット)
 打撲: a bruise(ブルーズ)
 鼻血: a nosebleed(ノーズブリード)
 足がつった: a leg cramp(レッグ・クランプ)
 窒素酔い: nitrogen narcosis(ナイトロジェン・ナーコーシス)

不安も体調不良も、ないに越したことはありませんが、自己管理がしっかりできてからこその楽しいダイビング。
口頭で伝わらなければ、筆談でも、その気になれば身振り手振りでも伝わりますので(笑)、ムリや我慢をしすぎないようにしてくださいね。

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PROFILE
広島県生まれ。父親の転勤で小中学生時代の6年間をアメリカで過ごす。
東京大学農学部卒業後、翻訳会社勤務を経てフリーランスの翻訳/通訳者となり、現在は技術系の翻訳やエンターテインメント業界での通訳を主としている。

特技はどこでも現地人になじむこと。
言葉は違っても心は通じるはず!と勝手に思い込み、笑顔で入りこんでいきます。

好きな海はミクロネシアのチュークと御蔵島。
この出会いがダイビングを始めるきっかけとなり、いまではすっかり魅了されています。
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