“着ている”感覚のないBC

わしが愛用するBCは、
亀の甲羅のように背中に浮力袋を背負うバックマウント・タイプ。

《Hi-Tech Dive》(ハイテックダイブ)で販売している、
《OMS》というテックダイビングの器材を扱うメーカーじゃが、
わしが使っているのはレジャーダイビング向けのBCじゃ。


■OMSシングルブラダー

基本的なスキルをマスターすれば中性浮力はとれるようになるが、
その先の快適を手に入れるのに重要なのは〝バランス〟と〝フィット〟。
いくら中性浮力がとれても、BC内の空気の位置やウエイトの配置が悪かったり、
体と器材が密着していないと安定した水中姿勢を取ることはできないのじゃ。

そういう意味では、特に水平姿勢のバランスが抜群のバックマウントが個人的には好み。
※水面では立ち姿勢が取りにくいデメリットもあるが。

姿勢を変えるとBC内で空気が移動しやすいジャケットタイプより、
背中側でまんべんなく空気が行き渡るバックマウントの方が、
水平姿勢が保ちやすいのじゃ。
背中の浮き輪に吊られているイメージすればわかりやすい。

《OMS》のBCを使う理由は、
テックダイビングのメーカーであることと無関係ではない。

安全性はもちろん、快適性もシビアに追求するテックダイビングの世界では、
装備のバランスやフィット感がとても重要。
そんなテック・メソッドの詰まったBCは、もちろんバランスもフィット感も最高じゃ。


水中では立ち姿勢のバランスもよい


胸や腰のベルトだけでな股がけもあって、体と完全密着

タンクを包み込むような構造になっていて、
陸上で通常のBCだと背筋が曲がってしまうところを、
背筋が真っ直ぐなままでいられるので快適じゃ。

 
水中でも陸上でもタンクが背中にまっすぐフィット

また、浮力袋が背中にあるので、
肩周りから体の前面がすっきりと自由度が高く動きやすい。
登山家が、動きやすいように荷物をなるべく背中のリュックに集めるのと同じじゃ。


体の前面がすっきりしていて行動しやすい

そして、一番のお気に入りは腰のベルトに付いているポケット。
見た目以上の収納力でしかも取り出しやすい。これが想像以上に便利なんじゃ。


コンデジ、予備マスク、ライト、ミニ・ライト、ダイコンがすっぽり収納

■バランスがよい《OMS》BC&収納力抜群のポケット


http://www.youtube.com/watch?v=iyKVS446jp4

体へのフィットが最高で、行動のしやすい《OMS》のバックマウントBC。
〝着ている〟感覚がなく、まさに体の一部となっておる。

★詳細はこちらへアクセス!
■Hi-Teck Dive(ハイテックダイブ)
http://www.hi-techdive.com/index.html
■OMSシングルBC
http://www.hi-techdive.com/oms/omsbladder.html

 

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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