むらいさち写真詩集「ALOHEART」発売記念インタビュー
カメラマンから写真家へ
いぬたく
むらいさん的に、陸上の写真と水中の写真の違いってどういうものですか?
むらいさち
基本的に差はないです。陸でも水中でもまったく一緒の感覚なんで。自分がきれいだなと思った風景を撮ってるっていうだけなんで。だから、水中でも陸の写真撮ってる感覚でもあるし、陸でも水中写真撮ってるみたいだなぁって思う時もあるし。
いぬたく
むらいさんの写真って、むらいさんが撮った写真と分かる個性があるのが何より素晴らしいなって思っていました。
むらいさち
ありがとうございます。
いぬたく
この写真集は「作品」なわけですけれど、このように特に縛りのない状況で自分が撮りたいものを撮る時と、人からオーダーがあって撮らなきゃいけないものを撮るっていう時は、違いってありますか?
むらいさち
全然違いますよね。
いぬたく
そうですよね(笑)
むらいさち
仕事になっちゃうと、こういう作品っぽい写真は全然撮れないです。頭が固いっていうか、応用がきかないっていうか、融通がきかなくなっちゃう。すごく固い写真と文章になっちゃうんです。そこは克服しなきゃいけないところなんです。なるべく自分の色を出そうと頑張ってるんですけどね。
固い写真も、背景が黒バックの写真も撮れるんですけどね。
いぬたく
あまりむらいさんの印象にないですね(笑)
むらいさち
そうですよね(笑)
いぬたく
写真家じゃなくてカメラマンと名乗っているのは、理由があるんでしょうか?
むらいさち
僕の中で写真家っていうのは、本当に自分の好きな作品を撮って、それを発表していく人たちだと思ってるんです。
僕はまだ全然そのレベルまでいってなくて、普通にいろんな仕事していますし。フリーなので、来る仕事は基本的には断らないので。陸の写真も普通に撮ってますし、水中だけじゃないですし。そういった意味で、オーダーがきて写真を撮ってる限りはカメラマンだなぁって。だからいつか写真家になれるように頑張るって感じですかね。
いぬたく
今って陸上の仕事もけっこう多いんですか?
むらいさち
そうですね、半々くらいの割合ですね。
いぬたく
食べ物とか人とか、広告用の写真だとか?
むらいさち
はい。なんでも、最近はだいぶ仕事も絞られてきたんですけど、前はラーメンだとかプロレスも撮ってました。
基本的に写真が好きで何を撮ってても楽しいんで、節操ないっていったら節操ないんですけど、写真が撮れていれば楽しいですね。
いぬたく
むらいさんの中で写真っていう大きい括りの中に、今回の写真集はハワイ、次回は水中を出したいというお話があったんですが、他にはどんなテーマがあるんですか?
むらいさち
水中の花とかは写真展もやっているんで、形にしたいと思ってます。
きれいなものが単純に好きなんで、陸上の花もよく撮ってますね。
いぬたく
圧倒されるような自然とか動物とかよりも、ちょっとかわいいものとか、ちょっと綺麗なものの方に興味があるんですね。
むらいさち
そうだと思います。ポストカードにあるような風景にあまり興味がなくて、人を圧倒したいとも思わないんです。どっちかっていうと寄り添っているような写真が好きなのかもしれないですね。1枚でメッセージ性があったり、何かを生み出してやるとかっていうのは全然ないし。
いぬたく
写真家の賞を獲ってみたいっていうのはあったりします?
むらいさち
全然ないですね。
写真を評価されるのがあんまり好きじゃないんですよ。けっこう頑固で自分は自分って思っちゃってるところがあるので、つべこべ言われるのが嫌いなんですよね。
だから、自分が写真のスクールをやっても、絶対順位はつけないんですよ。僕も人の写真を評価できるような人じゃないと思ってますし、写真ってもっと自由なものだし。
だって、万人に受けるなんてありえないじゃないですか。この写真集だって絶対「なんだこれ」って思う方もいっぱいいるだろうし。ただ、その中でも10人に1人気に入ってくれればいいと思ってます。
いぬたく
10人に1人よりもっと多いと思いますよ(笑)
むらいさち
ラーメンで味の好みが違うのと一緒で。好みだから、評価だとかは関係ないと思うんですよね。
いぬたく
じゃあ水中・陸上含めて、好きな写真家もあまりいないですか?
むらいさち
そんなにいないですね。もともとは高砂淳二さんの写真が好きで。ただ高砂さんや鍵井さんや古見さんはすごい人たちなので、同じ舞台では絶対勝てないと思ってるんですよね。だから僕は自分の道で行きたいなと思ってます。
その中で、さっきみたいに僕の写真を見ると僕だって分かるって言ってもらえるのは、すごく嬉しいです。一番嬉しいかもしれないです。
いぬたく
なるほど、今後のご活躍も期待しています。今日はありがとうございました!
むらいさち
ありがとうございました!
いぬたく
むらいさん的に、陸上の写真と水中の写真の違いってどういうものですか?
むらいさち
基本的に差はないです。陸でも水中でもまったく一緒の感覚なんで。自分がきれいだなと思った風景を撮ってるっていうだけなんで。だから、水中でも陸の写真撮ってる感覚でもあるし、陸でも水中写真撮ってるみたいだなぁって思う時もあるし。
いぬたく
むらいさんの写真って、むらいさんが撮った写真と分かる個性があるのが何より素晴らしいなって思っていました。
むらいさち
ありがとうございます。
いぬたく
この写真集は「作品」なわけですけれど、このように特に縛りのない状況で自分が撮りたいものを撮る時と、人からオーダーがあって撮らなきゃいけないものを撮るっていう時は、違いってありますか?
むらいさち
全然違いますよね。
いぬたく
そうですよね(笑)
むらいさち
仕事になっちゃうと、こういう作品っぽい写真は全然撮れないです。頭が固いっていうか、応用がきかないっていうか、融通がきかなくなっちゃう。すごく固い写真と文章になっちゃうんです。そこは克服しなきゃいけないところなんです。なるべく自分の色を出そうと頑張ってるんですけどね。
固い写真も、背景が黒バックの写真も撮れるんですけどね。
いぬたく
あまりむらいさんの印象にないですね(笑)
むらいさち
そうですよね(笑)
いぬたく
写真家じゃなくてカメラマンと名乗っているのは、理由があるんでしょうか?
むらいさち
僕の中で写真家っていうのは、本当に自分の好きな作品を撮って、それを発表していく人たちだと思ってるんです。
僕はまだ全然そのレベルまでいってなくて、普通にいろんな仕事していますし。フリーなので、来る仕事は基本的には断らないので。陸の写真も普通に撮ってますし、水中だけじゃないですし。そういった意味で、オーダーがきて写真を撮ってる限りはカメラマンだなぁって。だからいつか写真家になれるように頑張るって感じですかね。
いぬたく
今って陸上の仕事もけっこう多いんですか?
むらいさち
そうですね、半々くらいの割合ですね。
いぬたく
食べ物とか人とか、広告用の写真だとか?
むらいさち
はい。なんでも、最近はだいぶ仕事も絞られてきたんですけど、前はラーメンだとかプロレスも撮ってました。
基本的に写真が好きで何を撮ってても楽しいんで、節操ないっていったら節操ないんですけど、写真が撮れていれば楽しいですね。
いぬたく
むらいさんの中で写真っていう大きい括りの中に、今回の写真集はハワイ、次回は水中を出したいというお話があったんですが、他にはどんなテーマがあるんですか?
むらいさち
水中の花とかは写真展もやっているんで、形にしたいと思ってます。
きれいなものが単純に好きなんで、陸上の花もよく撮ってますね。
いぬたく
圧倒されるような自然とか動物とかよりも、ちょっとかわいいものとか、ちょっと綺麗なものの方に興味があるんですね。
むらいさち
そうだと思います。ポストカードにあるような風景にあまり興味がなくて、人を圧倒したいとも思わないんです。どっちかっていうと寄り添っているような写真が好きなのかもしれないですね。1枚でメッセージ性があったり、何かを生み出してやるとかっていうのは全然ないし。
いぬたく
写真家の賞を獲ってみたいっていうのはあったりします?
むらいさち
全然ないですね。
写真を評価されるのがあんまり好きじゃないんですよ。けっこう頑固で自分は自分って思っちゃってるところがあるので、つべこべ言われるのが嫌いなんですよね。
だから、自分が写真のスクールをやっても、絶対順位はつけないんですよ。僕も人の写真を評価できるような人じゃないと思ってますし、写真ってもっと自由なものだし。
だって、万人に受けるなんてありえないじゃないですか。この写真集だって絶対「なんだこれ」って思う方もいっぱいいるだろうし。ただ、その中でも10人に1人気に入ってくれればいいと思ってます。
いぬたく
10人に1人よりもっと多いと思いますよ(笑)
むらいさち
ラーメンで味の好みが違うのと一緒で。好みだから、評価だとかは関係ないと思うんですよね。
いぬたく
じゃあ水中・陸上含めて、好きな写真家もあまりいないですか?
むらいさち
そんなにいないですね。もともとは高砂淳二さんの写真が好きで。ただ高砂さんや鍵井さんや古見さんはすごい人たちなので、同じ舞台では絶対勝てないと思ってるんですよね。だから僕は自分の道で行きたいなと思ってます。
その中で、さっきみたいに僕の写真を見ると僕だって分かるって言ってもらえるのは、すごく嬉しいです。一番嬉しいかもしれないです。
いぬたく
なるほど、今後のご活躍も期待しています。今日はありがとうございました!
むらいさち
ありがとうございました!
むらいさち写真詩集「ALOHEART」、発売中!