アシカスイム1日目は「過去10年で最高にフレンドリー!」

2014年パースアシカスイム(撮影:越智隆治)

2月18日、2014年のパースアシカスイムの1日目が終了しました。

第1グループの参加者は、23日のパーストライアスロンに出場予定の団体の皆さんで、なんと総勢18人の大所帯!

しかも今日は、過去最高に人数が多いというだけでなく、さらに子供の数も多いということで、越智カメラマンも私も少し冷や冷やしていました。
「ちゃんと楽しんでもらえるかな・・・、アシカ居るかな・・・遊んでくれるかな・・・。」

朝7:30、車の中でアシカスイムの注意事項などのブリーフィングをしながらアシカの住むカナック島へのボートが出る港に向かいます。
港は観光地でも有名なフリーマルトルの近くで、パース市内から車で約40分の距離。

港に着くと、ボートに乗り換え、そこからさらに約40分の船旅です。
到着したのは、アシカのコロニー(棲家)があるカナック島のビーチ沖。

岸には泳ぐ準備を整えたアシカたちがビーチに列をなしてお迎えしてくれていました。
これには子供たちが大はしゃぎ!

「アシカ!アシカ!ねぇパパ見て、アシカさんがいるよ!」

それに対して「本当だ~すごいね~」なんて、まだ少し余裕がある大人たち。

しかし、一頭のアシカが“いらっしゃいませ~”と言わんばかりに、まだ停泊も終わらないボートに向かって一直線に泳いできて、ボートの周りをぐるぐる旋回を始めると、これにはさっきまで余裕を見せていた大人たちのテンションもMAX。

「早く着替えなきゃ!」
全員が1秒でも早くアシカと遊ばんと大急ぎで着替えていました。

冒頭でも言いましたが、今回は子供の数が多く、年齢は下から、0・2・5・6・9・12歳。
なので今日の私は、パパママがアシカとおもいっきり遊べるよう、ベビーシッターの持ち回り。

9:30、アシカと遊び始めました。

0・2歳以外の子供は浮き輪をつけて海に飛び込みましたが、入った瞬間「寒い!出る!寒い!出る!」の大絶叫。
そう、ウエットスーツを持っていない子供には水温23~25度の海は正直寒すぎたようです。

一方大人はと言うと、アシカが10頭以上ビーチから海に入ってきてくれていたので、写真を撮ったり一緒に泳いだりと童心に戻ったようなはしゃぎぶり。

ただ、予想以上に楽しかったのか、「一生分のアシカを見ました」とか「もう満足です、帰りましょう」などの声が浮上(笑)

2014年パースアシカスイム(撮影:越智隆治)

“過去10年間でも最高にアシカたちがフレンドリーです”と連呼していた越智カメラマンは、「個人的にはまだ写真撮りたいんだけどな・・・」とつぶやいていました。

11:00頃、少し早めに午前中のスイムを切り上げて、ランチを摂ることに。
キャプテンのリックとアシスタントのデニスが船上ランチを振舞ってくれました。

ランチを食べていると太陽が真上近くなり、日蔭にいないと皮膚がじりじりする程になってきました。
そうなってくると、さっきまで寒さで震えていた子供たちが復活!

「ねぇ~もう一回アシカと遊びたい!!」
午前中で泳ぎつかれた大人をよそに、子供たちのパワーは全開。

小さな子供がいるお母さんたちは船に残り、残りの子供たちとお父さんは海に入っていきました。

2014年パースアシカスイム(撮影:越智隆治)

大きなビート版で遊んだり、アシカのところまで泳いだりしました

そんな光景を羨ましく思う心を見透かすかのように越智さんから天使の一言。
「ルコちゃんもウエット着れば?」
それは・・・入っても良いということ!?(笑)
1ミリの迷いもなく一目散に飛び込みました。

疲れてビーチに帰ってしまったアシカもいましたが、数頭が午後も遊んでくれました。
にらめっこして遊んだり、くるくる回りながら一緒に泳いだり、時間はあっという間に過ぎていきます。

2014年パースアシカスイム(撮影:越智隆治)
2014年パースアシカスイム(撮影:越智隆治)

このまましばらく停止し、その後マスクにゴンと頭突きをしてから去っていきました

また、“なにしてんの?”と言わんばかりに顔を覗き込んできたり、遊んで遊んでと追いかけてきたりします。

2014年パースアシカスイム(撮影:越智隆治)

覗き込まれるとこんな感じに見えます

可愛い!そして素直に楽しい!そして海が臭くない!(笑)
なんとなくアシカのいる海って動物の臭いがするのかなと思っていたのですが、無臭でした。

パースのアシカスイムは、浅いところで大人の太ももくらい、深いところでも水深5m程。
アシカは何度も息継ぎをしに水面に顔を出したり、イルカのように空中に飛び出したりします。

また、ここのコロニーにはオスだけが生息しているため、気性がとても穏やか。
優しいアシカたちなので泳ぎの苦手な方でも小さい子供でも遊ぶことができます。

子供たちも「可愛かった、楽しかった」と満足の様子。
5歳の男の子は「ぼく、アシカになりたいんだ~~」といって笑っていました。

2014年パースアシカスイム(撮影:越智隆治)

アシカのところまで頑張って泳いだ女の子とアシカ

帰り際には“もう帰っちゃうの?ばいばーい”と言っているかのようにボートの周りを3~4頭のアシカが旋回してお見送りしてくれました。

2014年のパースアシカスイムは2月28日までで、2グループを予定しています。
来年以降の予定でご興味のある方は、こちらからお問い合わせください。

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

writer
PROFILE
成蹊大学文学部国際文化学科卒業。
ナレーター、司会、ダイビング・モデルとして、TV、雑誌、モーターショー、トークショーなどで活躍。宝くじのキャンペーンガール「幸運の女神」では、46都道府県を旅する。

2013年からは、大物運・海況運をつかさどる「海の女神」へと転身し、舞台を海に変えてオーシャナの突撃体験レポートを担当。
潜水士資格も取得し、2014年は伊豆大島復興観光大使「ミス椿の女王」として、伊豆大島をはじめとした被災地復興支援活動にも尽力する。

「ダイビングがきっかけで、物の見方も感じ方も生き方も180度変わり、自分の周りまでもキラキラ輝き出したことを実感。 
いろんなことを体験しながら、たくさんの“きっかけ”を届けていきたいです」

【経歴】
・第25期 日本テレビイベントコンパニオン
・第11~12期 スバルスターズ
・第33期 宝くじ「幸運の女神」
・第23代 ミス椿の女王(2014.2~)
・第29代「ミス熱海・桜娘」(2016.1~)
FOLLOW