あわやエア切れ! 親切なダイバーのおかげで命が助かった、危機一髪動画
自己管理は大事だよ、という危機一髪動画をご紹介します。
たまには、キュッと気を引き締めるきっかけにしてください。
■バハマの危機一髪動画 ※日本語訳が動画の下にあります。
危機一髪動画
テロップ意訳
バハマでのダイビング。
ボート上で、ダイブマスターが「アドバンス・ダイバーは100ft(30m位)まで」だと言ったとき、我々メンバーのうち3人が手を上げる(つまり、3人がアドバンス)。
このダイビングは、傾斜のきついドロップオフなので厳密な中性浮力のスキルが求められた。
100ftまで来たときのこと。
2人の男性ダイバーが、彼らが守るべき水深70ft(21m位)を超えて(つまり、OWダイバー)深場に向かっている!
あの二人、頭、おかしいんじゃね?
ダイブマスターは我々や彼らを残して、ドロップオフの上へ行ってしまった。
仕方なく、私はその二人のダイバーをチェックしに行くことに。
彼らは撮影に夢中で残圧チェックはしている様子なし……。
そこで、彼らに「残圧チェックして〜」のサインを送るがノーリアクション。
仕方がないので、彼らのゲージをチェックすることに。
一人は残圧700psi(50気圧未満)、もう一人は400psi(30未満)。
ここは150ft(45㍍位)なのに! これでは3分もエアがもたない!!!
私は「止まれ」のサインと出し、浮上を開始。
そして、彼らのカメラを取り上げた。
私は彼らのBCからエアを排気。
しっかりホールドしあった後、自分のBCに給気しつつ彼らを水面まで運んだ。
およそ2分半後、水深4.5㍍のところでついにエア切れ!
今日の彼らは本当にラッキーだった。
これでバディって言えるの?
海外ではあり得るダイビングスタイル
水深のルールを守らず、カメラに夢中で残圧チェックもしないダイバーは、誰がどう見ても問題だとわかりますが、注目すべきは、ダイバーを置いてさっさと行ってしまうダイブマスター(ガイド)の存在。
日本ではまずあり得ないですが、欧米では、あくまでガイドは案内役というポジション。
コメント欄を見るとわかるように、ダイブマスターはあくまで案内人で、残圧や水深の管理はダイバーが行なうものという意見も多いようです。
つまり、ここから得る教訓は、改めて自己管理の徹底をはかることはもちろん、ガイドにおんぶにだっこのダイビングはやめましょうってことですね。