泳げなくてもできますか?
多くの指導団体では、Cカードを取得する際に泳力に関するチェックがあります。
例えば、「器材なしに200m泳げること、もしくは器材(マスク・シュノーケル・フィン)を使って300m泳げること」というような基準です。
泳力チェックを行うことはRSTCという指導基準を採択する国際的な組織が定めているもので、世界的な基準となっています。
そのため、以上のような基準はクリアしている必要があります。
ただ、日本で実際に行われているCカード講習では、必ずしも泳力チェックが常に行われているわけではありません。
そこには、日程的・時間的な問題も含まれるかもしれません。
そうした泳力チェックなしの講習を行っているインストラクターには、そのインストラクターの考えやポリシーがあります。
「泳げなくてもCカード講習ができます」と掲げているショップ・インストラクターには、その理由などを質問してみることをお勧めします。
自分のCカード講習にしっかりしたポリシーを持っているインストラクターなら、明確な回答をしてくれると思います。
その答えが信頼できるものと感じれば、そこでCカード講習を受けるのもかまわないでしょう。
また、「200mも自力で泳ぐのなんてどうしても無理」という方も、「器材をつけての300m」なら意外と楽に泳げることも多いです(フィンを装着するだけでも推進力は全く違います)。
そうしたこともありますので、「私は泳げないから…」と最初から断念する必要はありません。
ただ、万が一のことを考えると「全く泳げない」状態にはリスクもありますので、例えば水泳も練習してみたり、普段からダイビングの安全管理をより意識したり、ということをお勧めします。
もうちょっと詳しいお話を読みたい方は、こちらの後編をご覧ください。