富山・越中宮崎の海底に神社の跡? 迷宮の先の水中参道
日本海の海底に、“パワースポット”が眠っているという。富山県と新潟県の境に位置するダイビングポイント「越中宮崎」は北アルプスの北端の先にあり、海岸から1200m沖合の水深30m付近まで根が続く。複雑に入り組んだ亀裂と岩の迷宮ポイント「ラビリンス」と「Wアーチ」は地形好きには垂涎もの。そして、かつての神社の跡なのか? 謎に包まれた「水中参道」をご紹介。

富山屈指の地形ポイント「ラビリンス」と「Wアーチ」
越中宮崎のラビリンスは、起伏の激しい海底が特徴。アーチ、亀裂、洞窟のような入り組んだ構造が連続し、太陽光が差し込むと、光と影のコントラストがドラマチックな風景を生み出す。特に“Wアーチ”は、2つの岩が自然に架け橋のように並ぶフォトジェニックなポイントで、フォト派ダイバーにも人気。潮通しがよく、岩肌にはソフトコーラルや海藻が付着しており、小魚たちが群れる姿も。

神社の跡? 謎に包まれた「水中参道」
ラビリンスとWアーチの間、水深23mに突如として現れる、玉石が敷き詰められた真っ直ぐに30mほど続く一本道。水中参道と呼ばれるこのポイントは、地元ではこの場所に神社があったとも言われている。2022年に発見されたばかりで、自然にできた地形なのか、人工物なのかはっきりしたことはまだわかっていないが、想像力掻き立てられる魅力的なポイントだ。

越中宮崎の地形ポイントは8~9月がベストシーズン! 水温30度まで上がることも
6月中旬から7月初旬までは黒部川にあるダムの排砂(砂の排出)の影響で透明度が落ちることもあるが、それが終わる8月以降は、透明度20〜25m、水温は30度前後に達することもある。ドライスーツどころか、3mmウエット、さらにはラッシュガードと水着だけで快適に潜れる日も多い。日差しが強い晴天の日には、水中のアーチに射し込む光がクリアに見え、特別な体験になること間違いなし。特に8月から9月は天候も安定し、まさにこのポイントのハイシーズンだ。

越中宮崎を案内するのはダイブベース37
ダイブベース37は、この地形ポイントに案内できる唯一のショップ。地形の入り組んだポイントを熟知したオーナーガイドの西田さんが丁寧に案内してくれる。施設も清潔で快適、都市部からのアクセスもよく、日帰りでも利用しやすい。アフターダイブには、新鮮な魚介を使った地元料理を味わえる食事処も紹介してくれるなど、旅としての満足感も高い。越中宮崎というまだ知られていないエリアの魅力を体験できる、数少ない拠点となっている。
地形好きなダイバー、静かな海に癒やされたい人、旅先でちょっと変わった経験を求めている人。そのすべてに、越中宮崎の“パワースポット”は応えてくれるだろう。


HP:https://divebase37.com/
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