フィンが合わない?マスクが漏れる?GULLが答える軽器材の選び方Q&Aインスタライブまとめ

2025年6月、GULLとocean+αの初コラボによるインスタライブが開催された。「足がつって困る」「マスクから水が入る」「何を選べばいいかわからない」などの、軽器材に関するユーザーからのリアルな疑問に答えるがテーマ。事前にSNSで募った質問や、ライブ当日のコメントをもとに、株式会社キヌガワの池田さんが丁寧に解説。この記事では、その内容を分かりやすくまとめて紹介する。

スキンケア広告A

当日の様子

登場したのは、GULL(株式会社キヌガワ)の営業担当・池田さん。ライブは、壁一面に並ぶマスクやフィンが圧巻のGULLの浅草ショールームから配信。カラーバリエーション豊富な製品群に囲まれながら、ユーザー目線でリアルなトークが展開された。

よくあるお悩みQ&A

Q1. フィンを使うと足がつってしまう。どうすれば?

「僕自身も足がつりやすいタイプなんですけど、フィンの硬さや足に合っている合ってないは大きいと思います。脚力や体調に合ったフィンを選ぶこと、そして潜る環境に応じて使い分けるのがコツです。ただ、意外と見落としがちですが、準備運動や水分補給がとても大事なので、フィットしているフィンを履いているならそこを整えることが大事です」。

Q2. フィンの硬さ=推進力?どれを選べば?

「フィンが硬ければ、それだけ元に戻ろうとする力が強くなるので、水を押し返す力が増します。推進力は上がりますが、その分脚力も必要になります。現行モデルで一番硬いのはハードミューとワープの白黒なので、硬いのがお好みの方はこのあたりを選んでいただければ良いと思います」。

一番硬いハードミュー

一番硬いハードミュー

ワープフィンの白と黒

次に硬いワープフィンの白と黒

Q3. フィンの長さは何に関係する?

「フィンの長さは“推進力”に関係してきます。長いフィンほど水をたくさん押せるので進みやすくなりますが、そのぶん脚力も必要になります。脚力に自信のない方は短いフィンが良いです。ただ、ドリフトや移動距離が長い時は、長いフィンの方が最終的に楽なことが多いので、そういう時には長いフィンがオススメです」。

Q4. スキンダイビング向けのおすすめフィンは?

「スーパーソフトミュー というモデルがあります。これは柔らかめの設計で、繰り返しのキックでも足が疲れにくく、特に女性のスキンダイバーに人気です。長さも短めで、水面で取り回ししやすいのが特徴です。」

柔らかめでスキンダイバーにもおすすめのスーパーソフトミュー

柔らかめでスキンダイバーにもおすすめのスーパーソフトミュー。縁のカラーがキュート

Q5. マスクから水が入ってしまう

「顔の形との相性がすべてですね。GULLのマスクはシリコンに厚みがあり、水中でもフィッティングが変わりにくいのが特徴です。なので、陸上でも合うものを探しやすいと思います。顔の形は本当に人によってさまざまなので、陸上で空気が漏れないか、フィッティングしてもらうのが一番です。GULLでは種類は豊富に取り揃えておりますので、合うものがきっと見つかると思います」。

Q6. 老眼・視力対応マスクはある?

「はい、オーダーで視力に合わせたレンズを取り付けることができます。整備や交換の際にフレームを分解する必要があるので、不安な方はお近くのダイビングショップやテクニカルセンターに相談していただくと安心です」。

Q7. フィンとマスクのメンテナンスの基本と黄ばみ対策

「白いフィンが黄ばむのはどうしても避けられない経年劣化もありますが、保管方法がかなり影響します。使用後は真水で洗い、直射日光を避けた風通しのいい場所に保管するのがベストです。日焼け止めやファンデーションがついてしまったマスクには、中性洗剤やメイク落としでの洗浄も効果的です。また、黄ばんでしまったものは元には戻りません。漂白剤につけるなどしてしまうと、白くならないどころかボロボロになってしまうのでしないようにしてください」。

Q8. スノーケルがエントリーの時にマスクから外れてしまう

「エントリーの仕方にもよるかと思うのですが、スノーケルホルダー の留め具の具合が 緩くなっている可能性があります。パーツ単体での購入も可能なので、外れやすくなったと感じたら交換をおすすめします」。

スノーケルをマスクに留めるスノーケルホルダー

スノーケルをマスクに留めるスノーケルホルダー

スノーケルホルダー使用イメージ

スノーケルホルダー使用イメージ

Q9. ストラップやスプリングストラップの選び方

「スプリングストラップ は着脱が簡単で、力の弱い方にもおすすめです。ただし、サイズが合っていないと逆に外れやすくなるので、適正なサイズを選んでください。パーツ単体での販売もしています」。

かかとが外しやすいスプリングストラップ

かかとが外しやすいスプリングストラップ

単体でも販売している

読者からの声

ライブ中には「バラクーダ女子」「色の希望」など多様なコメントが飛び交った。池田さんは「現場の声は商品開発にも反映していきたい」と前向きな姿勢を見せてくれた。ここで回答しきれなかったコメントや質問はGULLの公式インスタグラムでどこかで答えてくれるかも…?

今後の新製品&イベント情報

7月にはアルマイト処理がされたアルミフレーム の新作マスク「LUVOS」が発売予定。さらに8月23〜24日には串本で「KINUGAWA DIVER’S DAY」も開催予定とのこと。新作情報やイベント参加希望者は、GULL公式SNSやお近くのショップをチェック。

おわりに

「軽器材選び」はフィット感と使用環境の理解がカギ。今回のライブは、ダイバーのリアルな疑問にGULLが真摯に向き合う貴重な時間となった。アーカイブ動画や記事を参考に、自分にぴったりの器材選びをぜひ楽しんでほしい。

アーカイブ動画:ocean+α Instagramにて公開中


今後も質問・リクエストは随時受付中 !

Sponsored by GULL(株式会社キヌガワ)
1983年にキヌガワグループのスタッフ数名によって立ち上げられたGULL 。カラーバリエーション豊富で日本人の顔にフィットする高機能なマスクが人気。シンプルで無駄のないデザインをポリシーとし、長い歴史に裏打ちされたテクノロジーとアイデアで、日本のダイビングシーンを牽引する商品を世の中に送り出している。

\メルマガ会員募集中/

週に2回、今読んで欲しいオーシャナの記事をピックアップしてお届けします♪
メールアドレスを入力して簡単登録はこちらから↓↓

登録
writer
PROFILE
IT企業でSaaS営業、導入コンサル、マーケティングのキャリアを積む。その一方、趣味だったダイビングの楽しみ方を広げる仕組みが作れないかと、オーシャナに自己PR文を送り付けたところ、現社長と当時の編集長からお声がけいただき、2018年に異業種から華麗に転職。
営業として全国を飛び回り、現在は自身で執筆も行う。2020年6月より地域おこし企業人として沖縄県・恩納村役場へ駐在。環境に優しいダイビングの国際基準「Green Fins」の導入推進を担当している。休みの日もスキューバダイビングやスキンダイビングに時間を費やす海狂い。
  • facebook
  • twitter
  • Instagram
FOLLOW