撮影期間12年 岡田裕介氏の与那国馬の写真展＆写真集発売【10月12日から】
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岡田裕介氏といえば自然写真家として活躍する一方、GLAYやLUNA SEAなどアーティストのライブ映像の撮影もしている。対局とも言える二つの世界を切り取る、稀有なカメラマンである。
2019年7月20日には、フォークランド諸島（南大西洋のアルゼンチンの近くに位置するイギリス領）のペンギンの姿を収めた写真集『Penguin Being -今日もペンギン-』を発売。
同時に、富士フイルムフォトサロンや京都写真美術館にて写真展も開催。
わたしたちが目にしている動物園のペンギンとは全く異なる野生ペンギン。懸命に生きる姿と、その中で溢れ出る愛らしさが表現された写真ばかりであった。
クジラがメインの写真集『これが君の声 青の歌-Sound of echo, Song of Blue-』
翌年の9月22日に発売となった写真集と写真展『これが君の声 青の歌-Sound of echo, Song of Blue-』では、トンガ王国（オセアニア）のクジラや、バハマ（カリブ海）やハワイ、御蔵島（東京）のイルカの写真が披露された。
自由に旅ができない時期に開催されたこの写真展に、多くの人が癒されたに違いない。そして岡田裕介氏の写真展は、どこにでも行けるような自由な気持ちにさせる空間であった。それは雄大に泳ぐ生き物たちの姿が印象的だったからかもしれないし、岡田裕介氏のもつ独特の世界感や、会場に響くクジラの声がそうさせていたのかもしれない。
旅したい欲求が膨れ上がるあるので、ある意味で危険な写真展だと感じていた。
10月12日には 写真集『その背中を風が撫でて-Horses in the wind-』 が発売！
そして2021年10月には、新たな写真集が発売となる。テーマは、沖縄県の与那国島に生きる“与那国馬”。与那国馬といえば、日本に生存する8種類の在来馬の一種。天然記念物に指定される貴重な与那国馬を岡田裕介氏が12年も前から通って撮り続けていたという。
「僕の髪を乱したその風は、彼らの無骨な背中を撫でていった。穏やかで大人しい彼らのたてがみが踊る。 広大な空と海に囲まれた与那国島の岬で、彼らとその風と遊んでいたら12年もの月日が経っていた。 これはただ僕が見つめ続けた彼らへの眼差しである。
岡田裕介
2021年10月12日発売
価格：5,500円（税込）
購入は、オンラインストアもしくは写真展会場にて。
※オンラインストアは、10月1日より先行予約が開始されている！
※発売からしばらくは写真展会場及び上記オンラインストア限定にて販売順次一般書店、小売店、ネット書店での販売を予定
【写真展開催】10月12日からは東京で、11月2日からは京都
写真集の発売に合わせて、写真展も開催。写真集以上の迫力と、岡田裕介氏がつくりあげる空間を楽しむことができる。そして、岡田裕介氏と会えるチャンスがあることも写真展開催の魅力でもある。
写真展に訪れて岡田裕介氏に会えたならば、感想を伝えたりや質問などしてみることをお勧めする。その時にしか聞けない写真への思いや裏側にあるドラマが聞けるかもしれないからだ。本人から聞ける言葉は、写真を趣深くさせる。
【東京会場】
場所：弘重ギャラリー（東京都渋谷区恵比寿南 2-10-4 ART CUBE EBIS B1F）
日程：2021年10月12日（火）-10月17日（日）
時間：11:00-19:00（最終日 17:00まで ） / 会期中無休
※入場無料
【京都会場】
場所：京都写真美術館ギャラリージャパネスク 2階（京都府京都市東山区堀池町374-2 ）
日程：2021年11月2日（火）-11月7日（日）
時間：11:00-18:00（最終日 17:00まで）/ 会期中無休
※入場無料
まずは、写真展に訪れて大きな写真を楽しむ。そして、岡田裕介氏に声をかける。サインを入れてもらった写真集を持ち帰り、お気に入りの飲み物を片手にそっと開く。この流れが写真集を楽しむ王道であると、わたしは思っている！
今日もペンギン。そして10月12日からは、与那国馬である。
