マクタンで潜ろうヨ!!
Philippine Mactan / フィリピン、マクタン
Let's Diving in Mactan!!
Philippine Mactan / フィリピン、マクタン
Let's Diving in Mactan!!
- Photo&Text
- 越智 隆治
- Special Thanks
- BLUE CORAL
- Design
- Sana
魔法のボート、 バンカーボートでダイビングサファリ!
このエリアは、ボホール島、セブ島、ネグロス島など比較的大きな島に囲まれた内海にある。その島々を大型のバンカーボートで移動しながら、人気のダイビングポイントでダイビングを楽しむスタイルが”ダイビングサファリ”と呼ばれている。
このスタイルを日系のダイブショップで 最初に企画したのがBLUE CORAL。同社ではダイブサファリ用の大型バンカーボートなども所有していて、デイトリップとは違ったフィリピンでのダイビングの楽しみ方を提供してくれる。
マクタン島のBULE CORALのあるホワイトサンズリゾートを出発して、カビラオ島、バリカサグ島、ボホール島、スミロン島、アポ島、セブ島、ネグロス島を2泊3日や3泊4日で巡る。日本からでも、週末を上手く挟んで潜りに来れば4日間や5日間で充分楽しめる。
滞在はボホール島のタグビラランや、ネグロス島のドゥマゲッティなどBLUE CORALの支店のある町のホテルを利用する。
このダイビングサファリスタイル。色々な海に撮影に出かけている自分でも、ベスト3に入るお気に入りのスタイルだ。フィリピン独特のバンカーボートに長く乗って海を移動する爽快感がたまらないのだ。もちろん、ベストコンディションというのが必要条件ではあるけど、快晴時のバンカーボートでの長距離移動は快適で、見渡す島々の風景が後方にゆっくりと流れていくのを楽しみながら、束の間、海の民になった気分を満喫できるのだ。ボートの先端に陣取って、べた凪の海を眺めながらiPodで好みの音楽を聞くのが、この海に来たときの最大の楽しみの一つになっている。遠くの景色を眺めながら、大きく深呼吸をしたくなる、そんな旅だ。
「群れ」&「サンゴ」を 心ゆくまで堪能して!
ダイビングサファリの目玉になるのが、バリカサグ島や、アポ島のバラクーダやギンガメアジの群れ。他でも見られる場所はあるが、特にここの群れの規模は大きく、「群れ」を堪能したい人にはおすすめのスポットだ。
スミロン島やアポ島は、サンゴ保護のためにポイントでの着底が禁止されているだけあって、美しいサンゴの群落が広がっている。
通常、ダイビングサファリと言うと、船滞在型のダイビングクルーズの印象が強いけど、今回紹介したマクタンを起点にしたサファリは、バンカーボートで立ち寄る島々でリゾートに滞在するスタイル。夜には町に繰り出して、島によって少しずつ違った雰囲気を味わえる楽しみもある。
BLUE CORALのhiroさん曰く、「バンカーボートは、全てのボートにアウトリガーが装備してあって、安定性抜群。そのため、船酔い発生率が極端に少ない、魔法のボートやで!」とのことなので、船に弱い人にもおすすめのスタイルかもしれない。自分はほとんど船酔いしないから苦しさがわからないけど、船酔いするダイバーにはこの「船酔いしにくい」点は大きいに違いない。