セブ島♂男子旅
Cebu / セブ
男子限定の海おじさんによる男子旅の始まり始まり~。
Cebu / セブ
男子限定の海おじさんによる男子旅の始まり始まり~。
- Photo
- 越智 隆治
- Text
- 寺山 英樹
- Design
- Sana☆
- Special Thanks
- BLUE CORAL
3日で会える16匹のジンベエザメ
費用対効果、世界一!?
男子の憧れといえば大物。最短3日の場合、遠征して、世界最大の魚・ジンベエザメに会いに行くプランもオススメだ。
早朝、バンに乗り込み、マクタンから南下することおよそ3時間。今、最も高確率でジンベエザメと会える海として人気爆発中のオスロブに到着。港には商店がズラリと並んで賑わいを見せているが、越智カメラマンが初めて訪れた2012年2月には、もっとひなびた港だったというから、まさにジンベエ特需なのだろう。
バンカーボートに乗り込み、目指すはアウトリガーボートが密集する場所、ジンベエザメのレストラン。オスロブのジンベエザメは、毎日、決まった時間になるとふらっとどこからともなくやってきて、エサとなるオキアミを投げ込むアウトリガーボートに恋したように寄り添うのだ。
水面からもすでに数個体が見えていて、興奮しながら潜ってみると、1、2、3……いっぱい!
後から聞いたところ、16匹ものジンベエザメが集まっていたらしい。
「ちょうだいちょうだい」と夢中で大口を開けて立ち泳ぎする様子は、つぶらな瞳と相まって、とてもキュート。ダイバーなど気にする様子もなく、こちらから避けないとぶつかってしまうほど。実際、よそ見をしていたら、尾ビレでペチッ。
自然のことなので100%とは言い切れないが、これまで8回訪れている越智カメラマンはそのすべてで複数個体と会っている。ダイバーの夢である世界最大の魚とこれほどの確率、そして距離、時間で一緒に泳げるのは理屈抜きに凄い。
ジンベエザメといえばモルディブやタイがポピュラーで、最近ではメキシコのムヘーレスの300匹ジンベエが話題となっている。
ただ、最短3日間で野生のジンベエザメにほぼ確実に“会えて” 大接近できるオスロブは、費用対効果という意味ではナンバー1。また、ジンベエダイブは昼には終わるので、午後はスミロン島など、セブ南部の人気の海を楽しめる。移動時間はかかるけど、ジンベエ&スミロン島ダイブは、ショートトリップという面でも費用対効果ナンバー1の贅沢プランと言えそうだ。