セブ島♂男子旅
Cebu / セブ
男子限定の海おじさんによる男子旅の始まり始まり~。
Cebu / セブ
男子限定の海おじさんによる男子旅の始まり始まり~。
- Photo
- 越智 隆治
- Text
- 寺山 英樹
- Design
- Sana☆
- Special Thanks
- BLUE CORAL
最短3日間でセブをどれだけ楽しめるのか?
女子旅に負けじと企画した男子旅。
なんて素晴らしい企画だと、意気揚々とセブに乗り込むも「男子旅ね……」と「BLUE CORAL」ヒロさん(下釜宏さん)の浮かない顔が示す通り、男子は暑苦しく、バカで、絵面が汚い。ましてやおっさん。男子旅が流行らないのにはわけがあるのだ……。
女性モデルさんをお願いしなかったことをちょっぴり後悔しつつ、こりゃ“男子”というテーマだけでは企画が持たないと早々に気づき、“最短の3日間でセブをどれだけ楽しめるのか?”という新たなテーマも検証することに。なので、ビジュアルの汚さは大目に見てください……。
元祖“安近短”の楽園として知られるセブ。
3日間ツアーの場合、ダイビングは1日のみ。さて、どこを潜ろうか?
ひと口にセブ島と言っても広大で、その直径はおよそ230km。伊豆半島が60kmということを考えると、いかに大きいかがおわかりいただけるだろう。
マクタン島のホワイトサンズリゾート内にある「BLUE CORAL」は、マクタン本店の他、ボホール、ドゥマゲティに支店を持ち、バンカーボート6隻を駆使して、セブ島周辺の個性豊かなダイビングサイトを網羅。10分ほどで潜れるマクタン島周辺から、車と船の移動で3~4時間の遠征ダイブまで、目的や好みによって楽しめる。
ただ、1日だけ潜るとなると、無理のないスケジュールでアフターダイビングも楽しみたい。そこで、今回は港から30分ほどに位置する人気エリア、ヒルトゥガンでダイビング。
印象的なのは、その独特な色彩。
濃厚なショッキングカラーのコーラルに、黄金のメラネシアン・アンティアスや紫紺のパープルビューティーが群れ、濃紺の中層を見上げればロウニンアジが銀鱗を煌めかせている。濃密でビビッドな魚と色が無節操に混じり合う、混沌としたアジアンビューティーの世界が刺激的だ。
短期間の場合、セブシティやマクタン島を拠点に、あまり遠出せずにコンパクトに陸と海の“アジア”を楽しむのが正解かも。