親子でダイビングを楽しんじゃおう!タイ、カオラック
Thai / タイ
タイのカオラックで親子でダイビングを楽しんじゃおう!
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タイのカオラックで親子でダイビングを楽しんじゃおう!
- Photo&Text
- 越智隆治
- Model
- Kaito Ochi , Umi Kikuchi and family
- Special Thanks
- edive
- Design
- Yoshiko Murata
海洋実習は、幼い恋心が芽生えちゃいそうな、
透明度抜群のシミラン諸島の海
二人ともまったく水を怖がらずに、順調にカリキュラムをこなして行くので、時には、遊びも織り交ぜて、フィンを脱いで白砂のさらさらした感触を楽しんだり、BCの脱着まで平気でしちゃって、そのまま泳ぎ続けたり。
その間に、親たちは、ファンダイビングを楽しむ。
本来なら、自分もそちらのファンダイビング組なのだけど、取材だから一番彼らの側にいて、頑張っているところを間近で観察していた。
最初は、インストラクターのエビちゃん先生に、それぞれ手を握ってもらっていたのだけど、しばらくすると、エビちゃん先生が手を離し、海ちゃんと海友が手をつないで一緒に泳ぎ始めた。
「お~~~!」と心の歓声を挙げる僕。
何故って、海友、「好きな子できた?」って何度聞いても「いな~い、女の子、好きく無~い」って、女子を完全否定してたから。
お互いはぐれないようにとか、急浮上しないようにしてるのもあるとは思うけど、自分にとっては、「これって、まさか恋の始まりなのか!?そうなのか!?」と勝手にワクワクしちゃって、手をつないでるところを背後から激写しまくり。
二人で何かを必死に指差してるから、何がいるのかなと覗き込んでみた。
どうやら、サンゴが「変な顔」に見えたとかで、二人とも面白かったらしい。
こういう所に目がいくのも、もちろん、子どもならでわの発想でもあると思うけど、普段見慣れない「素敵な海中」にいて、感受性が刺激されているからなんだろうな。
でも、二人で共通の物を同じように感じてるなんて、なかなかいいんじゃないの~っとさらに期待が高まる。
しかし、「海友、ちゃんとリードしろよ~」と訳のわからない期待に胸膨らませていたのは、父だけだったようで。
しばらくして慣れて来た二人、あっという間に好き勝手に潜りたくなってしまい、それからは、一度も手をつなごうとしない。
幼い二人の淡い恋の進展はまったくなさそうで、「ちぇっ、つまんないな~」なんて一人思いながらも、二人の急激なスキルの進歩ぶりには感心。
そんなとき、ファンダイビングを終えた、暁君と奥さんのカイちゃん、海友の母親のミナが戻ってきた。
僕とエビちゃん先生が「帰ってきたよ~」と指差すのだけど、最初は分からない感じで、ぽか~ん。
しかし、ママやパパたちが手を振るとやっと気づいて、ダッシュで駆け寄って抱きついていた。
「あ~、親子愛・・・いいな~」と感動しつつも、「んん?オレも父親なんだけど」とそのハグの輪の中に入れない事に少し寂しさを感じながらも撮影を続ける、一人蚊帳の外カメラマンの父なのでした。
海洋実習は楽しみながら、そして、学科講習は悪戦苦闘しながらも、力を合わせながら、JrOW資格取得!そして記念撮影。
お疲れさまでした~、海洋実習担当のえびちゃん先生、そして、学科講習の苦手なえびちゃん先生に代って、途中から学科を引き受けてくれた、らんちゃん先生、本当にどうもありがとうございました。
その翌日には、家族そろって、ファンダイビングを満喫。
まずは、エントリーするなり、当然の事ながら、家族での記念写真。
自分も海友と一緒に自分撮りしたり、ガイドの恭ちゃんにカメラ渡して撮影してもらったり。
本当は家族4人で撮影してもらいたかったけど、あと数年後、二男の颯友が10歳になったら、今度は4人で水中で記念写真撮影したいね。
菊池ファミリーも、親子そろって、記念撮影。
「どうだった?大変だった?」と訪ねると、「学科は難しかったけど、でも、一緒に問題解いたりできたから。海洋実習は面白かったよ!」と二人。
残念ながら、恋心は芽生えてなさそうだけど、同じ事を一緒に成し遂げたという友情は生まれたんじゃないのかな。
見ていても、カリキュラムをこなしていく度に、「何かを成し遂げて行く」自信が顔にみなぎって来るのが分かって、精神的にも、少しづつ成長していく子供の姿を見せるのは、親としてもとても嬉しかったし、誇らしかった。
学校の授業もこんな風に頑張ってくれれば嬉しいんだけどな。
最後に、今回乗船したメンバーで記念撮影。
親たちにとっても、もちろん子どもたちにとっても、心に残る、シミランクルーズとなりました。