攻めの西表島

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カスミアジ1000匹、突如出現！

取材1本目。メインガイドの森脇純一さんに連れられて、「三ノ根」に入った。

潮はゆるい下げの状態で、「浅い根」からエントリーして、カスミの出る「カスミガセキ」まで泳ぐ。「三ノ根」に潜るとき、ガイドの森脇さんは、水を入れたペットボトルをぶら下げるが、そのペットボトルの中を空気に交換したら、カスミへ向かってロックオンだ。

カスミの姿が全然見えない中、岩礁の合間を縫って進んでいると、突然森脇さんがそのペットボトル取り出し、叩き出した。

“ボンボンボンボン――”

よく見ると、森脇さんの少し前にカスミが去っていく後ろ姿が見える。ペットボトルの音にビックリしたカスミが一度こちらに戻って来るので、そのタイミングを狙って撮影するのだが、今回はあえなく逃した。

その後はカスミに出逢うことはなく、時間切れ。
安全停止後、水面で談笑していると突然「うわっ、出た！」と越智カメラマン。タイガーシャークでも出たのかと一瞬ひるんで水中を見ると、水深7ｍくらいのところ一面がカスミの海!! 「うわ、カスミ！」と急いで潜るも追いつけなかったが、越智カメラマンは今までで一番画角いっぱいのカスミの写真が撮れたと言っていた。