攻めの西表島

この記事は約2分で読めます。

白化を乗り越えた、力強き珊瑚の海

水温の上昇や昨年は台風が少なかった影響もあり、今年は西表島の珊瑚にも白化現象が見られていると森脇さん。それでもまだ、残っているところはいくつかあるというので、水面休息中に覗いてみることにした。

干潮時だったので珊瑚の一部は水面から顔をのぞかせている。モデルが写り込むスペースはないだろうからと越智カメラマンが一人で撮影に向かった。

ガレてしまっているのではとあまり期待はしていなかったが、撮影から帰った越智カメラマンの表情はほくほくしていた。

「すごくきれいだったよ」

そこに棲む生物で、今回特に越智カメラマンが楽しそうに撮影していたのは、尾ひれが長いスズメダイたち。成魚よりも幼魚の時に狙いたい、マルスズメダイやモンスズメダイは、ひらりとしなる尾が美しい。
また、琉球列島が分布域のダンダラスズメダイの幼魚もぜひ西表島に来たら狙いたい種だ。