未知なる玄界灘

Fukuoka / 福岡

日本にはまだこんな海があったのか!

Photo&Text
Takaji Ochi
Special Thanks
Diver's Guide SUNS
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Satomi Kikuchi
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Panari Design
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日本にはまだこんな海があったのか!

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どこをとっても外さない
「インペリアル」

沖ノ島でもう1ヶ所見逃せないポイントが「インペリアル」。水深30m付近には、通常水深50mほどで見られるシキシマハナダイのコロニーがあり、サクラダイと一緒に群れていることが多い。通常よりも浅い水深で比較的簡単に撮影することが可能だ。ハナダイ好きにはたまらないのではないだろうか。

玄界灘(撮影:越智隆治)

水深30m付近から見られる、シキシマハナダイ

玄界灘(撮影:越智隆治)

沖ノ島のサクラダイは、サイズが一回り大きい印象

シキシマハナダイを狙った後は、水深25mにある“エントランス”と呼ばれる、遺跡のような階段状地形へ。水深15~20mにあるソフトコーラルが美しい“クレバス”へと深度を上げながら、最後は水深7m付近の根の上で無数のキンギョハナダイが楽しめる。とにかく無駄なコースのないダイビングポイントだ。

玄界灘(撮影:越智隆治)

「エントランス」は、階段状の遺跡のように見える地形

玄界灘(撮影:越智隆治)

カラフルなソフトコーラルで埋め尽くされた「クレバス」

玄界灘(撮影:越智隆治)

海中を埋め尽くす「祇園」のキンギョハナダイたち

TOPIC
今回お世話になったDiver’s Guide SUNS(以下、サンズ)では、2018年9月に「屏風」で1万匹を超えるクロマグロの群れに遭遇。玄界灘専用クルーザーSTINGRAY(以下、スティングレイ)の魚群探知機にも小魚を捕食中と思われる、回遊魚の巨大な群れの影が映し出されていたという。しかし回遊スピードが速いために、狙って入るのはほとんど困難。1ヶ所にとどまることのないクロマグロの群れに遭遇することは極めて稀だ。だが、そんなレアな遭遇もこの玄界灘なら狙えるのではないか。そんな気持ちにさせてくれるから不思議だ。

玄界灘(撮影:日田和彦)

ここまでのクロマグロの群れと遭遇できるのは奇跡に近い(撮影=日田和彦)

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