風呂に始まり風呂に泣く @北川

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日本全国潜り歩き
・伊豆行脚編@北川
■前編→こちら

1本目、温泉に入ったのに、なぜか体が冷え切っておるので、
エグジット後、速攻でお店のお風呂で体を温める。

「いや〜、やっぱり陸上の温泉は気持ちええの〜」とつぶやくと、
なかちゃんが「このお風呂、立派ですけど温泉じゃないんですよ」と。

風呂から上がりツイッターを見ると、
タイミング良く、「近くに混浴温泉がありますよ」との情報が。

お店のお風呂も、女性にいっぱい囲まれての混浴なので幸せなのじゃが、
温泉でしかも女性が裸だったらもっと幸せかもしんまい。

でも、ダイビングに行かなくては……と思っていると、
「その温泉はすぐそこの黒根岩風呂ですよ。2本目も同じスポットで海況悪いですし、
利用券もあるので入ってきたらどうですか?」となかちゃん。

混浴温泉……。いやいやわしもダイビングの素晴らしさを伝える者。
潜るに決まっておるではないか。
それに、混浴温泉なんて婆さんばかりじゃろうしな。

「先日、きれいな30代くらいの女性が
何も隠さずバ〜ンと風呂に入ってきて、びっくりしましたよ。
それに若い女性がグループで入っているときもありますよ」

中ちゃん、ダイビングいってらっしゃいませ。

いや、決して混浴がどうのではなく、海況悪くて「カジカキ」潜れんし、
北川という土地柄、温泉の素晴らしさも伝えんとな。なっ!

と、中ちゃんと2名のゲストを見送り、わしは混浴温泉へ。
いや〜混浴はどうでもいいが、温泉が楽しみじゃのう。
ホント、混浴はどうでもいい。混浴じゃなくて温泉が楽しみ。混浴じゃなく。

が、まさかの営業時間外(号泣)。

まあ、あのうねりの中潜っていても仕方ないしな。
この機会に体を休ませよう。

街中をウロウロと時間をつぶした後、サービスに戻る。
ちょうどダイビングを終えた中ちゃんたちも帰ってきたところで、
スタッフのしおり殿がボードに見られた生物を書き出す。

ブリ200匹。


ちょ、おま、しおりちゃん? 目を擦り切れるほどゴシゴシして、もう一度読んでみる。

ブリ200匹。

いやいや、かつごうといったって騙されんぞ。

「本当です……」と中ちゃんが見せてくれた画像がこれ。

近いし。ゲストの女性「すごかったです〜」と大興奮だし。

ダイビングをやめて温泉に行ったのに入れず、潜ったダイバーは大当たり。

まさか、生物でも海況でも運でもなく、おっぱいに負けるとは。
わしのバカ……。

気を取り直して、「磯辺」でランチ。
天丼のエビはぷりっぷり、アジのたたきは量たっぷりで、
北川名物のアジ鮨もうまい。
 

お店に戻ってきてスキルアップセミナー。

途中、虹が出てきて大騒ぎ。わしもこれほど見事な虹は伊豆で初めて。
 

とりあえず食べてみたり。

セミナーが終わり、Tシャツも売れめでたし、めでたし。

のはずが、まこ社長が「よく考えると、和尚、水中で裸になっただけだよね」と
薄々気がついていたが忘れたフリをしていたことを言語化しやがる。
ってか、中ちゃん、すまぬ。次は「カジカキ」潜りに来るからな。

ちなみに、「カジカキ」は迫力の地形とソフトコーラルが見事。
カエルアンコウなどが居つかないほど潮当たりがよく、
回遊魚や根に群れる魚など、魚群が見どころとのこと。


Photo by中ちゃん

これからに時期は、結構レアなナヌカザメもけっこう見られるようになるらしいぞ。


Photo by中ちゃん

くれぐれも、温泉はダイビング後にするのじゃぞ。
といことで、北川(一応)潜ったど〜〜!!!

海底で 砂に埋まって は〜びばのんの!

すまん。今回わし、やっぱり、水中で裸になっただけだった気がする(泣)。

★今回、本当はすごい海なのに和尚は裸になっただけにもかかわらず、
歓迎してくれたお店は《ダイブグリーン》。

http://divegreen.jp/index.html

「全国潜り歩き」協賛★和尚のダイビング器材
ダイビング器材
http://diving-commu.jp/pr/item_4848.html

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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