【プレゼントあり】法律もマナーも自然も守るアウトドアの楽しみ方がわかる本が登場

登山やキャンプ、焚き火、釣り、シーカヤック、シュノーケリングやスクーバダイビング。アウトドアで楽しむアクティビティは、心を解放的にしてくれる。しかし、何でも自由にしてよいかといえば、当然のことながらそんなことはない。自然や生き物を守るため、事故をおこさないため、地元住民の方の生活を守るためなどさまざまな目的のために、多くの法律やルールが定められている。そんなアウトドアにまつわる法律をまとめた書籍『アウトドア六法』が山と溪谷社から好評発売中だ。

登山やキャンプから、マリンアクティビティまでを網羅

近年のアウトドアブームで、キャンプや登山はもちろんのこと、海を舞台にしたアクティビティであるシュノーケリングやスクーバダイビングに加え、SUP(サップ・スタンドアップパドル)やカヤックなどをする人も増えてきている。しかし残念なことにアクティビティを楽しむ人口が増えると、マナーの低下や、ルールを守らなかったりする人も増加してきてしまうものだ。そして、悪気はないが知らないうちに法を犯してしまっているなんてことも。

そこで、せっかく楽しい時間を過ごしているのにそんなことに陥らないようこの本では、アウトドアアクティビティにかかわる法律や条例をわかりやすくまとめてくれている。まず第1章では「文化財保護法、文化財保護条例」「自然公園法」「種の保存法」など7つの法律や条例を解説。第2章から第5章では、「山」「川・湖沼(こしょう)」「海」「都市近郊・公園」といった場所ごとで楽しむアクティビティに関わる法律や条例を紹介。さらにQ&Aなどで、さまざまなケースをわかりやすく説明。第6章ではアクティビティ中の事故にまつわる法律も掲載されている。

登山の専門誌を発行する山と溪谷社から出版されている本だけに、まずは登山やキャンプ、釣りなどのアクティビティがメインで紹介されているが、「海」の章ではスクーバダイビングやシュノーケリング、SUPやシーカヤックなどについても網羅されている。

「シュノーケリングやダイビングは、どこでやっても問題ないですよね?」
「シーカヤックやSUP、釣り用のボートなどでは、海のどこでも自由に移動していいんだよね?」
「海では、どこで泳いでもいいんだよね?」

これらの質問に、あなたは答えられる? 質問の答えは、この本の中に。ぜひご一読を。

スクーバダイビングやシュノーケリングにまつわる法律や条例もたっぷり紹介されている

「持続可能なアウトドアアクティビティを実現」するために読んでおきたい本

本書の冒頭で述べられているのだが、それぞれのページで紹介されている法令の規制は、ある日突然できるものではない。ごみを残していく人が増えたり、違法駐車などで地元の人に迷惑をかけたり…。また希少な植物をたくさん採取するなど、アウトドアアクティビティを楽しむ人が増え、問題が生じることで、法規制は必要に迫られて制定されていくのだ。

今あるルールを知って、それを守ることはもちろん大切だが、ルールがあるから守るのではなく、どうしたら自然環境や地域の方たちの生活や仕事に悪影響を与えることなく、アウトドアアクティビティが楽しめるのか。この本を読むことで、「持続可能なアウトドアアクティビティを実現」していくにはどうしたらよいかを考えるヒントになることだろう。

なお本書の監修者は江戸川大学教授の中島慶二氏、元茨城県農林水産部次長兼魚政課長の益子知樹氏、自ら登山を行い山岳の法律に明るい弁護士の溝手康史氏、さらにダイビング関連についてはオーシャナにも寄稿していただいたことがある弁護士の上野園美氏、幅広い分野の法律を取り扱うベリーベスト法律事務所が務めている。専門家の視点で、難しくなりがちな法令をかみ砕いて紹介していて、とてもわかりやすい内容となっている。

山と溪谷社 編集担当の平野氏からのひと言

最後に本書の編集担当である山と溪谷社・自然図書出版部の平野健太氏に、この本への思いを聞かせていただこう。

「この『アウトドア六法』ですが、2022年3月に発売し好評の『いきもの六法』に続き、2冊目の自然・アウトドア関連法律本となりました。実は、この2冊を作るきっかけとなったのは、令和2年に「セボシタビラ」という魚が「種の保存法の特定第二種国内希少野生動植物種」の対象になったことでした。
私自身、釣りをする身として「漁業法」や「外来生物法」、「天然記念物は捕ってはいけない」などは頭に入れているつもりでしたが、いつか釣ってみたいと思っていた魚が法律の対象になったということで改めて勉強をし直すことに。すると、釣りに関係する法令を少し調べるだけでも「文化財保護法(天然記念物)」、「漁業法関連(漁業調整規則など)」、「種の保存法」「外来生物法」「滋賀県などの地方条例」など数多くあることがわかりました。
しかし、これらの法律は管轄が異なるため、それぞれ1つずつサイトなどを確認していくのはなかなか大変です。そこで、書籍にまとめることで、アウトドアを楽しむ多くの人に、関連法令を少しでも分かりやすく知ってもらえるのではないか?というのが『アウトドア六法』『いきもの六法』のきっかけでした。

本書籍は数多くの専門家に監修していただき、制作側の私自身もかなり勉強になった内容となっています。これからも楽しくアウトドアアクティビティを続けていくために、自然環境や自分自身、しいてはその趣味を楽しめる環境を守っていくための1冊として『アウトドア六法』を役立てていただければ、と考えています」。

コロナも落ち着きを見せ、この夏、海や山でレジャーを楽しもうと思っている方は多いことだろう。ぜひ本書を読んで、法律もマナーも自然も守りながら、アウトドアアクティビティを満喫していただけたらと思う。

『アウトドア六法 正しく自然を楽しみ、守るための法律』

監修:中島慶二・溝手康史・益子知樹・ベリーベスト法律事務所・上野園美
出版社:山と溪谷社
発売日:2023年3月14日
判型・ページ数:A5型、128ページ
販売価格:1,980円(本体1,800円+税10%)

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■応募先メールアドレス:info@oceana.ne.jp
■件名:オーシャナプレゼント 「アウトドア六法」
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PROFILE
大学時代に慶良間諸島でキャンプを行い、沖縄の海に魅せられる。卒業後、(株)水中造形センター入社。『マリンダイビング』、『海と島の旅』、『マリンフォト』編集部所属。モルディブ、タヒチ、セイシェル、ニューカレドニア、メキシコ、タイ、インドネシア、フィリピン、マレーシア、オーストラリアなどの海と島を取材。独立後はフリーランスの編集者・ライターとして、幅広いジャンルで活動を続けている。
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