さじ加減
昨年はアウトプットな1年だったが、
今年に入ってからは落ち着いてインプットな日々。
ダイビングに関して、読みたい本が読め、
やりたいことがやれ始めている。
具体的には、まずは潜水事故。
「事例を具体的に知りたい」という声に応えるべく取材な日々。
読んだダイバーの事故防止につながればと思う一方、
センセーショナリズムに走ってもいけない。
さじ加減が難しい。
次に、保険。
一般ダイバーだけでなく、
イントラやガイドさえも何がなんだかわかっていないのではないだろうか? かくいう僕も詳しくは知らない。
そんなとき、ダイバーであり、
大手保険業界のコンプライアンス室部長Uさんと話をしていると、
「和尚、ダイバー保険って存在しないの知っています?」と衝撃のひと言。
え? じゃあ、僕らがダイバー保険だと思って入っている
保険とは一体何なのか?
あれこれ調べていると驚きに事実がわんさかと。
ただ、理解するのが苦しい。約款なんて呪文に見えるし……。
また、正確に伝えることとわかりやすく伝えることのさじ加減が難しい。
そして、テック講習。
来週、講習を受けるためにテキストと格闘。
テキストはひどい翻訳で、
内容を理解する前に日本語を理解する必要がある。
テキストを作った人の直訳っぷりはすがすがしくさえあるが、
もう少しさじ加減を考えてほしい。
ということで、
頭から湯気が出そうだが、久しぶりに充実な日々。
しかし、お金がアウトプット……。
知識のアウトプットは金が生まれるが疲弊する。
知識のインプットは金が出ていくがエネルギーが満ちてくる。
さじ加減って難しい。