ダイビング中にガヤにやられました…。やっぱり危険生物は危険っていう話
先月もセブで感電してみたり、体を張って皆さんに教訓を提供させていただいていますが、今回は危険生物。
ガヤにやられました。
安全停止の時、ロープに腕を回した時に半袖から出ている腕がチクチクチク!
みるみる赤く腫れあがっていきました。
刺胞を持つ腔腸類、具体的にはクラゲやイソギンチャク、さらにサンゴ、ガヤなどのヒドラ類などは触ると危険な代表格。
また、刺胞を持たなくても尖った形のプランクトンは、肌を刺激してしまう場合もあります。
ロープや岩場をつかんだり、着底する時に気を付けましょう…って、刺された本人が言うのも説得力があるようなないような。
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さらに、今回、ロタの水中で珍しいソフトコーラルのようなものを見つけ、「あれ? なんだっけこれ。どっかで見たことあるなー。確か、触っちゃいけないんだったよなぁ」とジ~っと眺めていると、ガイドさんが慌てて寄って来て、何やらスレートに書いて突き出してきます。
「ウンバチイソギンチャク 猛毒 死にます」
そ、そうだ、そうだ。
これ、ウンバチイソギンチャクだ!
実際に水中で見るのは初めてで、知らなければ思いっきり触ってしまう人もいると思いますので、今一度、頭に焼き付けておいてください。
水中で文字通り痛い目に遭わないためにも、まずは危険生物を知っておくことが大事。
イソギンチャクなんかでも知らないと意外と触ってしまいがち。
そして、もちろん万が一やられたときの対処法を知っておくことも重要です。
毒とひと言で言っても、冷やしたり、温めたり、対処方法は異なっていて、間違った対処をすると悪化させることになります。
海の危険生物は割と図鑑がありますし、ネットにも情報はあふれていますので(例えばこちら)、ぜひチェックしてみてください。
ダイバーさんによっては、いつでも見られるようにブックマークしている人もいます。
それに、危険生物は、単純に生態のお話としても面白いですしね。
とは言っても、いろいろ調べてみると、危険生物の対処法は資料によって微妙にニュアンスが違っていて難しいですね。
興味を持って調べてみて、総合的な知識の中で判断するしかなさそうです。
※オーシャナでも応急処置の体系的なリストを作る必要を感じました。
ちなみに、ガヤは酢やアルコールをかけると良いと言われているのですが、なかったので、痒みと熱を下げるために、とりあえずキンカンを塗りたくったら、劇的に症状がおさまりました。
が、しかし、これで安心して夜にビールを飲んだりしていたら、夜に再び発症。
痒くて痒くて……。
ところが今度はキンカンがなかったので、抗ヒスタミンの薬を塗って痒みはひたすら我慢。
4日間後の現在、痒みもおさまりましたが、痕が少し残っている状態。
あとちょっとで完治しそうです。
ちなみに、ダイビング歴18年の僕の体には消えない傷が2つあります。
ひとつは日焼けのし過ぎで、ひとつは何かしらの刺胞毒。
皆さんも傷物にならないうよう、気を付けてダイビングを楽しんでくださいね。
おまけ
海とは関係ないですが、ロタでは蜂に目の上を刺され、こんなことに……。
ドライブ中に、運転しているロタ人にビンロウの実をもらい、「へい、ブラザー! いえ~い」とハイになりつつ、唾を吐こうと(南の島の方がよくやっていますよね)窓を開けたら、スッと蜂が入ってきてチクリ!
馬鹿が調子に乗っている時が一番よくないことが起きるって話ですね。
■蜂に刺された時の対処法はこちら
ハチに刺されたときの応急処置の方法 | nanapi [ナナピ]
針も残っていなかったのでアルコール消毒をして安心していたら、夜にビール飲んでいる最中、みるみる悪化。
抗ヒスタミンの軟膏を塗り続けた結果、刺されてから4日目の現在、とりあえず、ほとんど回復しました。
ということで、また死なない程度に体を張ってレポートさせていただきます…泣。