“オールインクルーシブ”を言い訳にしていないカンクンの「ル・ブラン・スパ・リゾート」
どうも食べ放題というのが苦手です。
なぜなら、食べ放題というからにはたくさん食べなきゃ!って思うんですが、実際はそんなに食べられるわけもなく、結局、損をした気分になって、その損した気分とかそれを気にしている小市民な自分とかが嫌だから。
同じようにつけ麺の店で、普通盛り、中盛り、大盛りがすべて同じ料金っていうのも微妙。
横で大盛り食べている人と同じ料金って考えると、どうやったって損した気分になるわけです。
まあ、そんな小っちゃい僕の話は置いておいて、その流れでオールインクルーシブリゾートというのもあまり好きではなかったんですよね。
ただ、ここ数年(相変わらず食べ放題は嫌いなんですが)、オールインクルーシブリゾートっていいかも…という気持ちになっていまして、今日はそのへんについて書いてみます。
まずオールインクルーシブって何?という話なんですが、簡単にいうと宿泊料金に食事や飲み物、アクティビティなどがすべて含まれているシステムのこと。
支払いのことを考えずに目いっぱい遊べるのが一番のメリットです。
通常、ダイビングは含まれないのですが、スノーケリングトリップが付いていたり、体験ダイビングができたりというリゾートも。
ヨガやエアロビクス、ショーといったプログラムが充実しているのも特徴で、リゾートから出なくても多彩な楽しみがあるのが魅力です。
アクティブに遊びたい人にはぴったりのリゾートなんですが、ひとつ難点が…。
オールインクルーシブリゾートの食事はビュッフェが基本なんですが、内容が貧弱なことが多々あるんです。
味の好みには個人差があるとしても、品数が少なかったり、毎食、同じような内容だったりすると、リゾート気分が盛り上がりません。
もちろん値段との兼ね合いはあるんですが、個々にきちんと支払ったほうが休日を楽しめるのでは?と思わせるようなリゾートもありました。
ところが、最近、日本の旅行商品に登場するオールインクルーシブリゾートのなかにも、「オールインクルーシブ」を言い訳にしていないリゾートが増えている気がします。
選択肢が豊富なレストランやきめ細かなサービスが充実していて、満足感が半端ない!
それで、ものすごく前置きが長くなったんですが、先日、すごく快適に過ごせたオールインクルーシブリゾートがあったので紹介しようと思います。
場所はメキシコを代表するビーチエリア、カンクン。
ソーダ色の海と真っ白な砂浜が延びるホテルゾーンに建つ、これまた真っ白なホテル、ル・ブラン・スパ・リゾート。
18歳未満は宿泊できないアダルトオンリーのリゾートで、ホテル棟に挟まれたインフィニティエッジのプールは上品な雰囲気です。
レストラン&バーは8軒あって、インターナショナルのビュッフェレストランはもちろん、コースを堪能できるフレンチやイタリアンの利用も可。
メニューにないアレンジにも対応してくれて、しっかり食事を楽しめるリゾートという印象を受けました。
ワインも揃っていてどれもおいしかったです。
旅行会社のスタッフによると、カンクンやその南のリビエラ・マヤにはレストランが充実した高級オールインクルーシブリゾートが増えていて、街のレストランやバーが苦戦しているのだとか。
実際、ビーチバーやラウンジバーの居心地もよく、わざわざ外へ行くよりホテルでのんびり過ごしたくなるというのも納得です。
ちなみにこのリゾートのオールインクルーシブプランには24時間のルームサービスも含まれていて、ミニバーのアルコール類も無料。
遊び疲れて部屋でのんびり食事をしたいときもあるし、夜中に飲みなおしたいなんていうときも問題ありません。
結局、オールインクルーシブリゾートは、料金分の満足感を得られるかというのがポイントになってくるんだと思います。
その点、このリゾートは「休日を満喫できた」という気分にさせてくれる…少なくとも僕は大満足でした♪
みなさんもオススメのオールインクルーシブリゾートがあったら、教えてくださいね。