知られざるパラオを楽しめる、人数限定のプレミア感たっぷりガラロンツアー

今年、旅行業界注目のエリアはいくつかありますが、南の島に限るとパラオは外せないところ。
デルタ航空の直行便が定着して、渡航者数もグングンのびています。

ダイバーにとってはおなじみの国ですが、一般的にはこれからまだまだ人気上昇しそう。
雑誌やテレビでの露出も増えるのではないでしょうか。

パラオの魅力はブルーコーナーをはじめとした実力派スポット…なのですが、ダイビング以外のオプショナルツアーもかなりハイレベル。

定番はキノコのようなロックアイランドを巡るツアー。
大自然を舞台にしたパラオならではのツアーが用意されています。

そのへんはこちらの記事で
海好きにはたまらない、パラオのマリンアクティビティまとめ | オーシャナ

今日はさらにプレミア感のあるパラオ北部のツアーを紹介します。

以前書いたビーチランキングで一位に選んだカヤンゲル島も北部なのですが、先日の台風の影響でカヤンゲルツアーはお休み中。
その代わりに催行されているのが、ガラロンツアーです。

パラオの浅いサンゴ礁(撮影:石丸智仁)

浅いリーフからリーフエッジにかけて、さまざまなサンゴがびっしり Photo by Tomohito Isimaru

早朝8時15分頃にホテルを出発すると、一番大きいダベルダオブ島をひたすら北上。
北端の港でボートに乗り換えます。

ボートの移動は20分ほどで、ここが1時間近くかかるカヤンゲル島との大きな違い。
すぐにスノーケリングポイントに到着です。

エビールチャネルと呼ばれるY字型の水路でドリフトスノーケリング。
この周辺は3年前に開放された自然保護区で、リーフを多種多様なサンゴが覆い尽くしています。

パラオ北部のスノーケリング

ポチャンとエントリーしたら、あとは流れにのって泳げばボートが拾ってくれる楽々スノーケリング

スズメダイやクマノミなどのかわいい魚から、サンゴをガシガシ食べながら進むカンムリブダイの編隊や岩陰で寝ているウミガメまで、充実のスノーケリングを楽しめます。

このツアーのハイライトは干潮時に浮かびあがる幻のサンドバンク。
ガラロンロングビーチと呼ばれるビーチは、ゲレウール島とゲルゲクラウ島をつなぐように姿を現し、潮が満ちてくるとすぐに海中に消えてしまいます。
幅の広いビーチは足跡ひとつなく、砂紋に飾られたふかふかの砂上を歩くのは感動的な体験です。

パラオ北部のガラロンロングビーチ

広々とした砂州が浮かび上がるガラロンロングビーチ。干潮の時間に合わせてスケジュールを調整する

無人島でランチを食べつつゆっくりしたら港へ戻ります。
そこで終わらないのがガラロンツアーのいいところ。

途中、パラオのリーフを一望する高台から階段を下りていくと、緑のなかにいくつもの巨石が。
ストーンモノリスと呼ばれる巨石群は、何のために造られたのか分からない謎の遺跡。
ジャングルのなかに埋もれていたのが偶然発掘されたそうです。

パラオ北部のストーンモノリス

何に使われていたのか、まだ解明されていない謎の遺跡ストーンモノリス。不思議な雰囲気

手つかずの海からパラオ一の広大なビーチ、そして不思議な遺跡まで、多彩な魅力がギュッとつまったガラロンツアー、参加できる人数も限られていてプライベート感たっぷりです。

もっと詳しいツアー情報は、ダイヤモンド・ビッグ社から3月25日に発売される『世界のダイビング完全ガイド』で紹介予定です!

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PROFILE
ビーチリゾートをメインにしたトラベルライター。
50以上の国を訪れた経験を生かし、旅行ガイドブックや旅行雑誌などを制作している。
編集プロダクション「アトール」所属。
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