マツエクorつけま 目指せ! ダイビング中のマスク越し美人

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稲生薫子のマスク

撮影:中村卓哉

「可愛く潜りたいんですけど、メイクって何を使ってますか?」

「レギュレーターをくわえた口元がブサイクなんですけど、何かいい方法ありますか?」

「マスクをしていて、どうやって笑えばいいんですか?」

これらは、私のブログやメッセ―ジ、またツアーや取材中に出会った方々から実際にいただいた質問事項の一部です。
ひとつひとつお返事したりもしていますが、意外にも「可愛く、綺麗に潜りたいんです!」という声が多いんだなと、再確認した今日この頃。

一気に気温も下がり、夏の終わりをしみじみと感じてきていますが、海の中はこれからがピーク!

フードを被って顔面ブサイクになる冬だって、綺麗に可愛く潜りたいと思うのが女性の性(たぶん)。
そこで、今まで水中モデルとして潜ってきて、有効的と感じた「ダイビングと美を共存させる方法」を書いてみたいと思います。
※個人的見解ですのでご了承ください

今回は、お手軽に挑戦できるまつげのお話。
題して、「つけまつけて潜ってみた」です。

マスクブスになっていませんか?

女性のみなさん、マスク越しの自分の顔って見たことありますか?

マスクのストラップがきつくて目がシャキーン! ってなっていたり、眉間にしわがよっていたりする方をたまに見かけますが、これらは解決しようともなかなか一筋縄ではいかない問題。

稲生薫子のマスク

ストラップがきつくて、目がシャキーンてなっている

特に初心者の方から「水が入るのが怖いからきつくしている」という話を何度か聞いたことありますが、「きつすぎると逆に水が入るんだよ。潜ればマスクに水圧がかかるから少し緩くてもそう簡単には入ってこないよ」など、知っていることはお伝えできても、“怖い”と言っている人に向かって無理やり緩めろとも言えないです。

また、マスク越しの眉間にしわが寄ってしまうのも本人は無意識の場合が多く、バディなどから「今のダイビング楽しくなかったの?」と聞かれ「え、私、眉間にしわ寄ってた?」と、言われて初めて気づくもの。

ところが、意識も無意識もなく、ただ準備するかしないかだけで、顔面美を保ててしまうものが……それが「まつげ」です。
しかも、このまつげが、私は水中でのマスクフェイスにおいて一番重要だと感じています。

プロカメラマンもびっくり!
まつげの威力とは?

私は取材で潜る際、大抵の場合は事前にまつげエクステをしてから現地に向かいます。

女性には説明はいらないと思いますが、まつげエクステとは、自分のまつげ1本に対して1本の人工まつげをのり付けすることで(自分ではできないので、エステサロンなどで施術してもらいます)、化粧をしていなくても目をぱっちりと見せられるものです。

ダイビング中はあまりお化粧をして海に入れなかったり(環境にも悪いですしね)、皆がノーメイクで潜っている中、一人だけばっちり化粧が恥ずかしかったり、エキジット後に「はい、写真とりま~す」と言われた時にあたふたしないようにするためなど、まぁ「せめてまつげだけでもつけたい!」という理由は、挙げればいくらでもあります。

数ある中でも一番の理由は「水中でのマスク越しの顔を少しでも華やかにする」ため。
マツエクをしている時と、していない時では、相当違って見えるんですよ。

ところが、夏の石垣島のロケではマツエクを事前にする時間がなく、ド・ノーマルフェイスで向かうことになってしまいました。
そこで前々から「つけまつげで潜ってみたい」と思っていたことを思い出し、これはチャンスと着用して潜ってみました。
つけまつげは、マツエクとは違い自分で短時間で付けることができますからね。

稲生薫子のつけまつげ

つけまつげをした目。撮影:中村卓哉

ご一緒していたカメラマンの中村卓哉さんに、「今日つけまつげ付けたんですけど、どうですか?」と聞いてみたのですが、「え~変わらないよ~女性はそんなところを気にするんだね。気にすることが多くて大変だね~」なんて笑って言っていました。

しかし、エキジット後。
「ちょっと、ルコちゃん! つけまつげってすごいね! 写真を撮っていて、言っていた意味が分かったよ!」と大はしゃぎ(笑)。

今までマスク内の女性のまつげなんて意識して見たことはなかったそうなのですが、意識して見比べてみると確かに「目ははっきり・華やかに」、そして、私の場合は「目にやる気が出る」のだとか。

こればかりは賛同してもらえて嬉しいのか、嬉しくないのがよくわからなくなりましたが、とにかく“違う”ということは、プロカメラマンの目で見ても確かなようです。

稲生薫子のマスク

下を向いていても、こんなに目がはっきりとします。撮影:中村卓哉

「まつげエクステ」と「つけまつげ」
水中での感触の違いは?

個人的感想になりますが、まつげエクステとつけまつげの「水中での印象」も、「つけている感触」もさほど変わりはありませんでした。

ただ、両方にメリットデメリットがあります。

【つけまつげのメリット】
・事前にサロンに行く必要がない
・費用がさほどかからない。(まつげは100円均一で十分)

【つけまつげのデメリット】
・水に濡れると端から取れてくるので、エキジット後に顔をゴシゴシ洗えない。
※今回は軽く浴びただけですが、「2ダイブ後のシャワー」で取れてきました。

一方、まつげエクステのメリット・デメリットはつけまつげの真逆。
ちなみに、まつげエクステをする場合、一番長いまつげを12mm以下にしないとマスクに当たりますので要注意です。
※検証済

ざっくりとした内容になりましたが、「エクステはダイビングに効果的って聞くけれど、つけまつげって正直どうなの?」って方の参考になれば幸いです。

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PROFILE
成蹊大学文学部国際文化学科卒業。
ナレーター、司会、ダイビング・モデルとして、TV、雑誌、モーターショー、トークショーなどで活躍。宝くじのキャンペーンガール「幸運の女神」では、46都道府県を旅する。

2013年からは、大物運・海況運をつかさどる「海の女神」へと転身し、舞台を海に変えてオーシャナの突撃体験レポートを担当。
潜水士資格も取得し、2014年は伊豆大島復興観光大使「ミス椿の女王」として、伊豆大島をはじめとした被災地復興支援活動にも尽力する。

「ダイビングがきっかけで、物の見方も感じ方も生き方も180度変わり、自分の周りまでもキラキラ輝き出したことを実感。 
いろんなことを体験しながら、たくさんの“きっかけ”を届けていきたいです」

【経歴】
・第25期 日本テレビイベントコンパニオン
・第11~12期 スバルスターズ
・第33期 宝くじ「幸運の女神」
・第23代 ミス椿の女王(2014.2~)
・第29代「ミス熱海・桜娘」(2016.1~)
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