南の島で迎えた誕生日。祝ってもらうつもりがおごることに!?
海外に行くことも多いダイバー。
記念ダイビングや誕生日を南の島で迎えて、周りに人に祝ってもらう、なんて経験をしたこともあるのはないでしょうか?
しかし!
主にアジアの国々では、誕生日は「誕生日を迎える人が皆におごる」という習慣あることをご存知でしょうか。
日本経営のダイビングショップでは、きっと誕生日の人が祝ってもらえるでしょうが、例えば、バーなんかに行って「お前は明日誕生日なのか?」と聞かれて、「まさか、俺、サプライズで祝われちゃったり?」なんて内心ウキウキしていると、違う意味のサプライズが起こるかも……。
実際、とあるバリ勤務の男性インストラクターは、行きつけのバーで飲んでいると、「お前は今日、誕生日だろ? いつもの誕生日はビール1ケースだけど、日本人だから3ケース頼んどいたからよろしく」と勝手にビールを頼まれてしまったんだとか。
フィリピンでは、同僚のローカルインストラクターから「明日、誕生日らしいね~」(ニヤニヤ)と暗に「おごれ」攻撃を受けたガイドも。
「習慣は知っていたからあえて誕生日は言ってなかったのに……」とその情報収集能力の高さに困惑(笑)。
タイの夜、お姉さんのいるお店で酔っぱらい、気が大きくなったおじさんダイバー。
カラオケで盛り上がり、思わずマイクで「今日は俺の誕生日だ、イエーイ!」と宣言したら、周りは大盛り上がり。
何か聞かれたものの、よくわからないので「オッケーオッケー」言っていると、知らぬ間にドリンクをおごっていたんだとか。
きっと女性たちには「俺のおごりだ、イエーイ!」と聞こえたことでしょう。
その他、インドネシアや台湾、韓国、一部のヨーロッパの国々などでヨーロッパの国々でも同じ文化があるんだとか。
ゴルフでホールインワンをした人がおごるという習慣に似ていますね。
祝われるより、誕生日を迎えられたことを周囲に感謝し、てもてなしたい、ということなのでしょうか。
こんな習慣の違いに触れることができるのも、ダイビング旅行の楽しい一面ですが、勝手にドリンクを頼まれちゃうのは嫌だなぁ……。