海洋ゴミからランニングシューズ!? ダイビング器材への応用を考えてみた

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DROPDATEより

DROPDATEより

アディダス製のかっこいいスニーカー。

特に何も説明されなくたって買います。売れます。

では、このスニーカー、何からできていると思いますか??

答えは……なんと、海を漂うゴミ!?

海で回収されたペットボトルなどのプラスチックと刺網など漁業用の網から作られているのです。

このスニーカー、アディダス社とParley for the Oceansのコラボレーションによって生まれました。

見た目やコンセプトだけでなく、ランニングシューズとしての性能も、そこはアディダス。
きっちりと考えられているそうです。

現在のところは限定50足が製造され、オンラインコンテストの賞品として使用されるそうですが、さらなる計画も準備されているのだとか。

このランニングシューズの行く末も気になるところですが、同じように海のゴミをダイビング器材にリサイクルできたら、なんだか素敵ですよね。

ということで、少しだけアイデアをひねり出してみたいと思います。

リサイクルBCD

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アディダスのランニングシューズと同じ発想で、BCDは作れないものでしょうか。

漁業用の網が元々の素材であれば、耐久性も抜群なのでは!?

他に、ウエットスーツやブーツ、グローブなどの縫い糸としても活用できそうですね!

プラスチックの再利用

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マスクのフレームやフィン、レギュレータなど、ダイビング器材のさまざまな場所にプラスチックは使用されています。

そのプラスチックをリサイクルされたもので置き換えることができれば……。

特にマスクのフレームに利用するのであれば、リサイクル前の色をあえて残すことで、イイ感じのマーブル模様ができそうな気がしませんか!?

流出原油からウエットスーツ

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時折、起きてしまう原油の流出事故。

我々ダイバーも、その被害を被ってしまうことがあります。

あの原油、どのように処理しているのでしょう?

ところでウエットスーツの材料であるクロロプレンゴム、原材料は石油です。

技術的に可能かどうかは置いておいて、そんな流出してしまった原油からウエットスーツができたら……

それができるぐらいなら、もっともっと広く役立つところに再利用されるのかもしれませんが 笑

環境保護も大事なことですが、すでに流れ出てしまっているゴミに新たな命を吹き込む方法を考えることも非常に重要なことだと言えるでしょう。

海に最も近いダイバーとしても、そんな海洋ゴミの再利用方法、もう少し本腰を入れて考えてみたいものですね!

(ライター/細谷 拓)

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