女性ダイバーの7~8割はお化粧しない!?~お化粧しますかアンケート結果~

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先日、女性ダイバー対象に行ったアンケート「お化粧しますか?」の結果が出ました。

日帰りダイビングに行くとします。 あなたは、基本的にお化粧しますか?

  • その他 (2%, 3 Votes)
  • ひと目に触れる状況による(移動手段、混み具合など) (16%, 28 Votes)
  • 一緒に行く(or潜る)相手による (5%, 8 Votes)
  • 初めのうちはしていたけど今はしない (14%, 24 Votes)
  • 今も昔もしない (50%, 86 Votes)
  • する (13%, 22 Votes)

Total Voters: 171

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お化粧する場合、どのタイミングでしますか?(※ダイビングは2本の場合)

  • その他 (8%, 9 Votes)
  • 朝+ダイビングの合間+ダイビング後 (4%, 4 Votes)
  • 朝+ダイビング後 (15%, 17 Votes)
  • ダイビング後(2本潜り終えた後) (42%, 47 Votes)
  • 朝のみ (31%, 34 Votes)

Total Voters: 111

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50%が「今も昔も化粧しない」、14%が「昔はしていたが今はしない」との回答。
反対に、「化粧する」は13%、状況に応じてする方が21%という結果となりました。

女性ダイバーの少なくとも64%、おおよそ7~8割がお化粧はしないようです。

もう少しライトな層のmixiコミュでも、4年ほど前に、聞き方は違うものの、同じようなアンケートを行っていますが、53%がお化粧をしないと答えています。

つまり、ダイビングとコミットする人ほど女性ダイバーは化粧をしない、あるいはしなくなっていく傾向にあるということのようです。

ダイビングの時にお化粧しますか

お化粧しないことで得る癒し!?

通常、お化粧をする・しないの境界線はなんでしょうか?
真っ先に浮かぶのが、仕事とプライベート。
戦うときと休みときと言いかえることもできるかもしれません。

ただ、プライベートであれば化粧をしないかといえば、6割以上の人が「外出時のメイクはマナー」と言っているので(会員アンケート調査:メイクの疑問を徹底検証)、プライベートと言っても、“時間”というより、自宅などのプライベートな“空間”において、お化粧をしないと言えるのでないでしょうか。

逆に言えば、お化粧をしない空間というのは、よりプライベート感のある、リラックスできる癒し空間ということになります。
そう考えると、多くの方がすっぴんで過ごすダイビングはプライベートな空間に近く、働く女性たちが、ダイビングではとてもリラックスして見える理由なのかもしれません。

他のレジャーやスポーツと比べてみたいところですが、データがさっぱり見つからず、唯一見つかったのは、「英女性の10人に7人がスポーツ中にも化粧をしている」というデータ。
まあ、人類皆兄弟ということで、ざっくりこのデータに寄って考えれば、ダイビングの化粧をしない率は、スポーツ、アクティビティの中でも高いと考えられます。

と、お化粧をしない男の自分が、やや都合のよいデータの受け止め方、綱渡りの論理展開で、お化粧とダイビングの魅力を関連付けてみましたが(笑)、そもそも、なぜ、女性ダイバーはお化粧をしない傾向にあるのでしょうか?

海や自然にはお化粧はいらない!?

「海と遊ぶのが目的なのにお化粧はいらない」「海、自然への悪影響」「面倒くさい」といったコメントやメールを見ると、要するに“海、自然”というフィールドが関係しているようです。

海や自然は、非日常で憧れともいえる空間で、その中ではありのままでいたい存在。
自分のプライベートにあってほしい存在。
また、海やそこに住む生物に悪影響を与えたくないという意識があり、単純に“水”というお化粧の大敵に対抗するのは無駄で面倒くさいということなのでしょうか。

ひと言でいえば、ナチュラル志向の方が多いということなのでしょうか。

もちろん、これに異を唱える方もいます。
13%とすっかりマイノリティになってしまった「お化粧する」グループです。
mixiアンケートでは40%以上がお化粧をするグループと考えられるので、ライト層ほどこの声は大きくなる傾向です。
このグループは、“女性として”という意識が強いようです。

■私は髪の毛乾かして、最低限のメイクで一時間はかかります。
伊豆に行ったときなど、お昼も食べずにやっていたので心配されたり(笑)。
濡れたまま髪の毛が傷むのが嫌なのと、最低限のポイントメイクはマナーだと思います。
ダイビングも楽しいお出かけなので、オシャレしたい。
逆に、しないとなんとなくわびしい気持ちになるというか……。

■ダイビングって、始めてみるとオシャレなイメージがまったくなくてちょっと残念に思った。
やっぱり、海でもキレイでいようという意識がないとライフスタイルとしての魅力がないような気がします。

最大公約数的に大雑把にまとめれば、女性ダイバーはナチュラル志向でメイクはしない傾向で、それがむしろ彼女たちにとってのダイビングの魅力になっている。
アクティブなダイバーほどそれは顕著。
一方、劣勢ながらお化粧したい声もあり、それはライト層になるほど顕著。

登山家と山ガールのようなものでしょうか。

何を良しとするのかは、立場によって違うのでしょうが、こうなると男性の立場から俄然聞いてみたくなりました(次回アンケートにて)。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
https://divingman.co.jp/profile/
〇NPOプロジェクトセーフダイブ
http://safedive.or.jp/
〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
http://safedive.or.jp/journal
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