沖縄県那覇市でダイビング事業者約100名が集まり意見交換会を実施

那覇市のダイビング事業者と元那覇副市長の知念(ちねん)(さとる)氏、那覇市議会議員の吉嶺(よしみね)(つとむ)氏の意見交換会が、9月30日に沖縄県那覇市「みずプラッサ」にて行われた。主催は那覇市マリンレジャー振興協会。那覇市に事業所を置くダイビングショップ42事業者約100名が集まり、約1時間にわたり海や港のごみ問題、マリンレジャーに関わる観光振興に関して活発な意見交換が行われた。

司会進行を務めた主催者である那覇市マリンレジャー振興協会会長、株式会社OPGの古郡優樹氏によると、普段マリンレジャー事業を行っている中でこうなったらいいのにと思うことや、日常生活でも気になっている問題など、些細なことでも市政に伝えることは難しくないということを、参加者には知ってもらいたかったという。会に参加し、那覇北マリーナのごみ問題の現状を話したシーマックスダイビングクラブ沖縄代表の天野ひとし氏に感想を伺ったところ「次の世代にきれいな海を残したく、またその先の将来を考えて、那覇のダイビングショップのオーナーたちみんなで動いていけたらと思います」とのこと。知念氏は一人ひとりの質問に丁寧に答え、これからマリンレジャーの事業者が一つにまとまっていくことが大事だと話した。

オーナーだけでなくスタッフや若い世代の方も多数参加し、アンケートにも施設や働きやすい環境の整備、教育の充実など数多くの意見が寄せられた。那覇市は日本各地から沖縄県への入り口であり、慶良間諸島など周辺離島でダイビングをする観光客の拠点にもなる場所。今後ダイビングやマリンレジャーがもっと楽しめる環境や、事業者の働く環境全体が良くなることを期待していきたい。

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