変な形ナンバー1の魚!? 伊豆大島にアカグツが登場
アンコウ、キアンコウに続き、またまた人気の深海魚が今年も出てきました。
アカグツ。
2016年3月6日に伊豆大島に登場。
2015年は5月に出現しましたが、今年はちょっと早く出てきてくれたようです。
この奇妙な形をしたアカグツはどういう魚なのでしょうか?
いや、その姿形からそもそも魚な気もしないような……。
アカグツとは
「体長は20~30cmで、本州以南の日本各地、東シナ海、南シナ海、インド洋に分布。体色は赤く円盤状で、背面には多数の棘を持つ。アカグツという名前の由来は、昔はヒキガエルを「クツ」と呼んでいた-ことから、赤いヒキガエルで「アカグツ」となったそう(諸説あり)」。
赤い靴に似ているからとばかり思っていたのですが間違いでした。
円盤形の真っ赤な体に、足のように生えたヒレと尻尾のような尾びれは、なんともいえず可愛らしいです。
ところで、アカグツってレアなんでしょうか?
発見者の「伊豆大島ペンションいち・まる・いち」の井上真人さんによると、「アカグツは昨年は、5月に1回現れています。その前は数年前だったかな!? ということでレアです」
では、ダイバーがアカグツを見つけるのは難しいですよね……。
「水底の色と似ているのでライト必須です。ミリ単位のマクロ生物よりは見つけやすいかと思いますが、偶然の出会いに期待したい魚ですね」
今までアカグツが発見されたのは、たった3回だけ。
2回目が5月で、今年が3月なので、この期間が狙い目です。
今年と昨年は、一日でいなくなってしまった、とのことです。
これはすぐに見に行かなければ!
(文/マンタ林典子)
■情報・写真提供/ペンションいち・まる・いち
http://www.pension101.jp/