Q.Cカード講習で、教わるべきことをマスターしましたか? 【ダイバーアンケート】
先日アップした記事「スキューバダイビングのガイドは“命を預かる”仕事なの?」は大きな反響がありました。
大くのご意見をいただきましたが、あるイントラさんから「それもそうかな」というご指摘がありました。
この部分に対してです。
そもそもCカード講習とは、簡単にいえば「自分のことは自分でできる」ダイバーを認定するということになっていますが、現実的にはそうなっていないケースがあるのは明らかでしょう。
「Cカード講習をちゃんとやっていないという根拠は何でしょうか? 私たちが日々、真面目に講習に取り組んでいる中、何の根拠もなく、あなたのような影響力のある方が言い切っていいのでしょうか?」というご指摘です。
ダイビング専門誌時代を含めて19年近くダイビングメディアにいる自分が「そう見えている」って言うのはそれなりの根拠だと思っていますし、ここを説明していると論点がブレるので、まったく問題なかったとは思っていますが、確かに、この前提がただの思い込みだったら、凄まじい風評被害野郎ですね……。
ということで、ダイバーの皆さんにお聞きします。
Q.Cカード講習で、教わるべきことをマスターしましたか?
最大手指導団体PADIのカリキュラムをもとにしたチェックリストで、Cカード講習でマスターできたかどうかのチェックをお願いします。
※指導団体によってCカード講習の名称が異なります。ここでは、「バディで潜っていいよ」というエントリーレベルのCカードのことです。
例)PADI、SSI=オープンウォーター、NAUI=スクーバダイバー、BSAC=オーシャンダイバー
※指導団体によってカリキュラムは異なります。このチェックリストがすべての団体に当てはまるものではありません。
また、前提となる泳力チェックをクリアできた上で認定されていますか?
【PADIの例】
・足がつかない深さの水域の水面で、水泳具を使用せずに10分以上落ち着いて浮いていられる能力。
・水泳具を使用せずに200メートル/200ヤードの距離をノンストップで泳ぐか、またはマスク、フィン、スノーケルを使用して300メートル/300ヤードを泳げるという能力。
※他団体はその団体の定める泳力チェックを参照ください
そして、マスターできた(身につけた)かどうかは認定の問題ですが、そもそもその教わるべきスキルを教わっていないという声も聞くことがあります。
そこで、本来はあってはならないこんな質問もしておきます。
Q.そもそもCカード講習で、教わるべきことを教わりましたか?
※先日のスキルチェック一覧を参照ください。
※以上のアンケート結果は、もちろん、バイアスのかかったものなので、全体のCカード取得者における割合ではありません。
バイアスの性質も重要なので、このアンケート結果をもとにしたコラムでご説明します。