【Q&A】ダイビング器材はいつ洗えばいい?

セブ島のサンゴ(撮影:越智隆治)

Q.
私の友人は、現地のショップで器材をしっかり洗ったとしても、家に帰ってからまた洗うそうです。
正直、二度洗うのは面倒くさいのですが、一回だけ洗うとしたらどちらのタイミングの方がよいのでしょうか?
栃木県/マルちゃん(女性・50本)

A.
まず、オーシャナで連載中のオーバーホールのプロ・高尾珠実さんに以前聞いた正解は以下の通りです。

「現地では軽く塩を落とす程度に洗い流し、少しの間水につけておきます。
その後、自宅の浴槽や水槽に10分前後つけて、ホース部についている塩をスポンジなどで軽く拭き洗いし、日陰で乾かすのが良いと思います。

現地のお店の水槽では、混み合っている時などは水も汚れていたり、海水が混入したりしています。
自宅での洗浄を行うか、行わないかで器材のもちに違いが出てきます」

マルちゃんさん、やはり二度洗うのが正解のようです(笑)。

ただ、僕も1度しか洗わないことは結構ありますが、やはり、現地の水槽の水の状態次第。

キメの細かいショップだと、レギュレーターやウエットなど、それぞれ洗う水槽を分けていたり、器材を入れる順番を3段階に分けていたり、こまめに水を取り替えてくれたりします。

そういう場合は、最終日にしっかり洗い、干した後はパッキングしてしまってしまうこともよくあります。

南の島なんかだと、水が貴重な島やクルーズではざっと洗って自宅で再度洗ったり、ホテルに泊まることがあるなら、ホテルで洗ったりします。

基本は高尾さんのいうやり方が正解。
あとは、自分の判断でケースバイケースで対処してくださいね。

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PROFILE
法政大学アクアダイビング時にダイビングインストラクター資格を取得。
卒業後は、ダイビング誌の編集者として世界の海を行脚。
潜ったダイビングポイントは500を超え、夢は誰よりもいろんな海を潜ること。
ダイビング入門誌副編集長を経て、「ocean+α」を立ち上げ初代編集長に。

現在、フリーランスとして、ダイバーがより安全に楽しく潜るため、新しい選択肢を提供するため、
そして、ダイビング業界で働く人が幸せになれる環境を作るために、深海に潜伏して活動中。

〇詳細プロフィール/コンタクト
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〇NPOプロジェクトセーフダイブ
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〇問い合わせ・連絡先
teraniku@gmail.com

■著書:「スキルアップ寺子屋」、「スキルアップ寺子屋NEO」
■DVD:「絶対☆ダイビングスキル10」、「奥義☆ダイビングスキル20」
■安全ダイビング提言集
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