【参加小中学校募集中】各地の水族館と一緒に、教室にいながら海洋問題を学ぼう

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今回は、全国の小中学校に耳寄りな情報をお届け。謎を解きながら海の環境問題が学べる オンラインゲーム‟海なぞ水族館”を制作する「海なぞ実行委員会」が、昨今の情勢下で学びの機会が減少しつつある子供たちに向けたオンライン授業を開催しようとしている。現在、参加校を絶賛募集中。さっそく内容についてみていきましょう。

全国各地の水族館と協力して作成!海の謎解きも楽しめる

オンライン授業の内容は、2021年9月より順次公開するオンライン謎解きゲーム‟海なぞ水族館2021”に登場する水族館の協力を得て作成されているよう。生徒たちは教室にいながら、参加校近くの海と水族館近くの海との違いや共通点、水族館での生き物の飼育など、ならではの内容を学べる。謎解き要素が取り入れられているので、ゲーム感覚で参加できそうだ。

海洋問題を自分ごととして捉えることで、次の学びにつながる

現在、世界の海は、海洋ゴミや魚の乱獲といったさまざまな問題を抱えているが、それらは自分の生活にどのように結びついているのかは意外と知らないもの。

授業では、生徒一人ひとりが海洋問題を自分ごととして捉え、身近でできる海の保全活動について考えられるように、今も続く海洋問題から水族館が行う保全の取り組みに至るまでSDGsの観点で紹介されるそう。次の学びへとつながる素敵なきっかけがつくれそうなこのオンライン授業は、今年10月に開催される予定。

ちなみに、昨年度は東京の用賀中学校と大阪の海遊館をオンラインで接続。同館で人気のジンベエザメの生態や飼育方法、東京と大阪の海の違いや共通点についてなど、海遊館ならではのトピックを中心とした授業が実施されたとのこと。

授業を受けた生徒は「海岸などにごみが散らばっている様子は、普段見る機会がないので衝撃的だった。今後、ごみ拾いのボランティアがあれば、友達を誘って積極的に参加したい」と話すなど、海洋問題を身近に考えるきっかけとなりました。

今年の参加校の募集締め切りは9月中旬頃となっているので、希望される方はお早めに!

【応募概要】
・対象:全国の小中学校(全5校程度を予定)
※下記「特記事項」にて詳細をご確認ください
・応募締め切り:2021年9月17日(金)
・応募方法:info@uminazo.orgまでメールでご連絡ください
・公式Twitter:https://twitter.com/nazo_umi
・実行委員会サイト:https://uminazo.org/
※本年度のイベントページは鋭意制作中です。Twitterにて最新情報をご確認ください。

【イベント概要】
●日時:2021年10月(※詳しい日程は協議の上決定)
●会場:参加校校舎内
●プログラム内容一例:(※詳しい内容は協議の上決定)
<事前学習(任意)>
謎解きゲーム「海なぞ水族館2021」で登場する謎解きや解説文を紙媒体等で事前にご提供可能。事前学習として生徒へ配布いただくと、当日の講義内容をよりスムーズに理解する手助けに。

<出前授業当日の講義内容(1コマ~)>
1.今回のゲーム内で取り上げられた生き物の生態や飼育について
2.参加校の地域の海と水族館の地域の海との違いや共通点などについて
3.SDGsの観点から今の海を取り巻く問題や水族館の取り組みについて
4.質疑応答

<出前授業実施後のフィードバック等(任意)>
・振り返りレポートや感想文、校内新聞の作成などで授業内容の定着を行うことも効果的。レポート書式などのひな形をご提供することも可能。
・提携水族館が用意する特別学習プログラムを現地で受講できるよう調整することも可能。実際に修学旅行等で現地を訪れるケースもあり。

●提携水族館
1.アクアマリンふくしま(福島県)
2.海遊館(大阪府)
3.四国水族館(香川県)
4.マリンワールド海の中道(福岡県)
※参加校の希望する授業内容や、取り扱う海洋問題の内容を踏まえ当委員会にて提携水族館とのマッチングと提案を行う予定。

●特記事項
・ご参加いただく規模は学年/クラス/部活動/有志等問わず。
・水族館とのマッチングと提案は当実行委員会にて行われる。
・事前のお打ち合わせ〜当日実施まですべてオンラインで完結できる(PCや通信環境などが整っている)場合、全国の小中学校から応募可能。
・現地にて当実行委員会の機材セッティング等のアシストが必要な場合は、首都圏の小中学校に限定。
・参加費は無料。

【団体概要】
団体名称:海なぞ実行委員会
本社所在地 :東京都千代田区神田三崎町3-7-12 清話会ビル3階
お問い合わせ先:03-6261-0377(海なぞ実行委員会 広報)
Email:info@uminazo.org
URL:https://uminazo.org/

海なぞ実行委員会は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、次世代へ海を引き継ぐため、海を介して人と人とがつながることを目的として、本事業を実施しています。

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