「Pen」が提案する新しいオンライン旅体験。日本の世界自然遺産を美しい映像で無料公開

ファッションからアートやデザイン、映画や音楽などのカルチャーや日本の伝統工芸、さらには腕時計やカメラといったプロダクトまでさまざまな情報を日々発信するメディア「Pen(ペン)」が、日本にある5つの世界自然遺産(奄美大島、白神山地、屋久島、知床、小笠原諸島)ならではの自然の美しさや雄大さなどの魅力を映像体験できる特別コンテンツ「Color of Japan~日本の魅力、再発見~」を期間限定で公開中。

日本のをキーワードに世界自然遺産を巡る

緊急事態宣言が明け、徐々に旅行の計画を始める人もいるのではないだろうか。しかし、まだ以前のように赴くままに外出や旅行ができるわけではないのも事実。海外への自由な渡航も、もう少しの辛抱になりそうだ。

その中で、日本の伝統色である<群青(ぐんじょう)><萌黄色(もえぎいろ)><常盤色(ときわいろ)><茜色(あかねいろ)><天壇青(てんだんせい)>をキーワードに、家にいながらオンラインで日本の5つの世界自然資産(奄美大島、白神山地、屋久島、知床、小笠原諸島)を旅することができる、映像コンテンツがPen Onlineにて公開中。

さらに9月28日発売の最新号(2021年11月号)の雑誌付録「組み立て式簡易VRビュワー」を使用すると、まるでその場にいるかのような臨場感あるVR映像を体験することができる。日本の大自然の魅力を感じてもらい、多くの人が気持ちをリフレッシュするきっかけになることを目指しているという。

公開されている5つの自然遺産のうち、今夏に登録された奄美大島の映像を少しだけご紹介したい。

奄美大島の美しき<群青>の海

2021年7月、多様な生態系と固有種の豊かさが評価され、世界自然遺産に正式登録された奄美大島。映像は白い砂浜と透明度の高い浅瀬が広がる倉崎海岸から始まる。北部の笠利湾に面したこの海岸は、内海にあるため波が穏やかで奄美でもっとも美しいビーチとも言われ、地元の人たちに愛されている。

倉崎海岸のある龍郷(たつごう)名瀬(なぜ)は、体験ダイビングやシュノーケルの一大エリア。淡いエメラルドブルーの浅瀬から海に潜ると、サンゴに集うクマノミやスズメダイなどカラフルな熱帯魚はもちろんのこと、人気者のウミガメにも遭遇できる。美しい本映像を通して、まるで自分も一緒に潜っているかのような感覚にさえなる。

奄美群島とその近海はウミガメの生息地。シュノーケリングでも出会える確率が高く、4〜8月は浜に上陸して産卵する。

奄美群島とその近海はウミガメの生息地。シュノーケリングでも出会える確率が高く、4〜8月は浜に上陸して産卵する。

スキューバダイビングのシーンもある。奄美大島の入り組んだ海岸線は、山から流れ込むミネラル豊富な水と温暖な黒潮のおかげでサンゴがよく育ち、多彩な魚群がダイバーを魅了する。海が深まるにつれて純度を増していく青の世界は、やがてひときわ鮮やかで濃い<群青>に包み込まれていく。

ここで紹介されるポイントは幻想的な洞窟やアーチ、水中トンネルが連なり、地形を楽しみたいダイバーに人気のポイント「ウキウキラブラブ」。晴れた日の正午頃には、水中洞窟に真上から光が差し込み、神々しい雰囲気に包まれる。水深は最大18mと浅めで流れも少ないので、ダイビング初心者でも潜れる場所だ。英語でウルトラマリンブルーと言い表される群青色は、「海を超えた青」のニュアンスをもつ。凪のグラデーションの奥深くには、海の生き物だけが知る至上の青が広がっているのだ。

「Color of Japan ~日本の魅力、再発見~」の詳細

公開期間:2021年9月28日(火)~2021年12月28日(火)
コンテンツ掲載:Pen Online

旅行の計画が立っている人も立っていない人にも、ぜひ観てほしい映像だ。自宅にいながら、美しい日本の魅力を再発見する旅に出掛けてみてはいかがだろう。

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PROFILE
0歳~22歳まで水泳に没頭し、日本選手権入賞や国際大会出場。新卒で電子部品メーカー(広報室)に入社。同時にダイビングも始める。次第に海やダイビングに対しての想いが強くなりすぎたため、2021年にオーシャナに転職。ライターとして、全国各地の海へ取材に行く傍ら、フリーダイビングにゼロから挑戦。1年で日本代表となり世界選手権に出場。現在はスキンダイビングインストラクターとしてマリンアクティビティツアーやスキンダイビングレッスンを開催。
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