国内最大規模のフリーダイビング団体戦「人魚JAPANフリーダイビングカップ2022」競技結果

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一般社団法人「人魚JAPAN」が主催する初の大会「人魚JAPANフリーダイビングカップ2022」が、4月23日(土)千葉国際水泳場にて開催された。国内での団体戦は珍しいこともあり、いつも以上に和気あいあいとした雰囲気の中、選手一人ひとりが素晴らしいパフォーマンスを発揮した大会となった。

出場選手数36名(3名×12チーム)で行われた本大会。終日YouTubeでのライブ中継のほか、実際に現地で生の競技を観戦できることができ、実際に80名近くもの観客が集まった。団体戦ならではの選手たちの笑顔とともに、早速競技結果を振り返っていこう。

競技結果

本大会では、各チームがそれぞれ個性的なチーム名でエントリー。大会形式は、水面に浮き、一呼吸での閉息時間の長さを競う「スタティックアプネア(STA)」で息を止めた秒数、一呼吸で平行方向に潜水できる距離の長さを競う「ダイナミック(DYN)」で泳いだ距離数をポイント換算し、チーム合計ポイントによって競うものだ。

スタティック暫定順位

ダイナミック暫定順位

スタティックとダイナミックの合計ポイントによる総合順位

第三位 「若狭マーメイド倶楽部」 337.7 point

後藤真由子選手、中野敦選手、井上富美子選手

後藤真由子選手、中野敦選手、井上富美子選手

チームリーダー後藤真由子選手コメント
一人ひとりの記録では敵わなくても、3人の記録で表彰台へ上がることができました。記念すべき人魚JAPAN初の団体戦において、このような成績を収めることができたことを、若狭マーメイド倶楽部一同、誇りに思います。今後も仲間と一緒にフリーダイビングを続けていきます!!

第二位 「⚡️イナズマ」 381.6 point

知野見光選手、尾関靖子選手、神宮司瀬里奈(筆者)

知野見光選手、尾関靖子選手、神宮司瀬里奈(筆者)

チームリーダー 知野見光選手コメント
さまざまな縁の中で組まれた即席チーム「⚡️イナズマ」でしたが、チーム一丸となって準優勝という結果を呼び込むことができ、素直に嬉しかったです。それと同時に、もう少しで優勝も狙えたという悔しさも感じました。この感情はそれぞれ次大会の優勝に向けて、繋げていきたいです。

第一位 「エキゾチックJAPAN」 398.3 point

阿部恭祐選手、山下あるな選手、国生美智恵選手

阿部恭祐選手、山下あるな選手、国生美智恵選手

チームリーダー 阿部恭祐選手コメント
メンバー全員がベストを尽くした結果、優勝をエキゾチックに飾れました!チーム戦はメンバーとの連携が必要ですがその分、楽しさやホワイトカードの喜びが2倍にも3倍にも感じました。またチーム戦に挑戦してみたいです!

特別賞 人魚JAPAN賞|「福泳丸」

鈴木愛選手、平田真吾選手、山下梨恵選手

鈴木愛選手、平田真吾選手、山下梨恵選手

チームリーダー 鈴木愛選手コメント
みんなでホワイトカードを取って楽しむ事を優先した結果、素敵な賞の受賞までいただき光栄です。団体戦のための練習や準備はとても楽しく、良い思い出になりました。自慢の船員たちに感謝!開催いただきありがとうございました!

受賞された皆さまおめでとうございます!どのチームも均衡した接戦で最後の選手が終わるまで順位がわからないドキドキの競技結果だった。ただ今回は、選手個人に目を向けても自己ベスト記録が多く誕生しており、表彰されたチームだけでなく会場全体が笑顔に包まれた大会になった。

本大会を主催した人魚JAPANでは、今後もフリーダイビングの普及を目的に団体戦を主とした大会開催のほか、さまざまなイベントを開催予定。ますますフリーダイビングが盛り上がっていきそうだ。

大会の様子

笑あり嬉し涙ありの大会一部始終レポートは後日、編集部・セリーナの挑戦レポートシリーズでお伝えしようと思う。お楽しみに!

大会:人魚JAPANフリーダイビングカップ2022 team competition(AIDA公認大会)
主催:一般社団法人 人魚JAPAN(代表理事:山本哲也)
協賛:GULL SKIN(株式会社キヌガワ)、TUSA SPORTS(株式会社タバタ)、
WORLD DIVE(ワールドダイブ株式会社)、DOUBLEK(DoubleK Japan)、
OCTOPUS FREEDIVING(オクトパスフリーダイビングジャパン)
運営:ダイビングショップトゥルーノース(有限会社トルノス)
記録:AIDA International
広報:株式会社スポーツゲイン、株式会社オーシャナ
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PROFILE
0歳~22歳まで水泳に没頭し、日本選手権入賞や国際大会出場。新卒で電子部品メーカー(広報室)に入社。同時にダイビングも始める。次第に海やダイビングに対しての想いが強くなりすぎたため、2021年にオーシャナに転職。ライターとして、全国各地の海へ取材に行く傍ら、フリーダイビングにゼロから挑戦。1年で日本代表となり世界選手権に出場。現在はスキンダイビングインストラクターとしてマリンアクティビティツアーやスキンダイビングレッスンを開催。
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