パプアニューギニアのダイビングイベントでバードウォッチングもテーマにした理由とは?
2013年9月19日(木)、ニューギニア航空とパプアニューギニア政府観光局によるパプアニューギニアナイトが開催されました。
今回で4回目を数えるこのイベント。
会場となった銀座「シテ・ドゥ・タン ギンザ」には150人ものゲストが集まり、テラスにまで人があふれほどの大盛況となりました。
今回のパプアニューギニアナイトのテーマは、“ダイビング&バードウオッチングイベント”。
「なぜ、ダイバーが集まるイベントに鳥なの?」という疑問がわいてきますが、「ダイバーの皆さんは、ご存じのように最終日に潜ることができませんよね。そこで、鳥を愛する人たちも多く訪れるパプアニューギニアで、ダイバーたちにも陸上の大自然、そしてバードウオッチングにも興味を広げていただけるきっかけにしたかったのです」とパプアニューギニア政府観光局の山田隆さん。
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イベントの目玉となるプレゼンテーションでまず登壇したゲストスピーカーは、ダイバーにはお馴染みの水中カメラマン、石川肇さん。
キンベ、ラバウル、トゥフィなど、パプアニューギニア各地の海の映像と共に、その個性的な魅力を語ってくれました。
「パプアニューギニアの海は、ひと言で表すなら“ラストフロンティア”。素晴らしいサンゴが広がる穏やかな海と何が出るかわからないワイルドさを持ちあわせた原始的な海で、自分の中にある何かを呼び起こしてくれるような感覚がしてきます」
※2013年12月7日BSのスペシャル番組で石川さんの撮影したパプアニューギニアの特番が放送される予定ですので、詳細が分かり次第お伝えします。
続くゲストスピーカーは、バードウオッチングツアーをてがける日比彰さん(アルパインツアーサービス株式会社)。
国鳥である極楽鳥を中心に、パプアニューギニアで見られるおもしろい鳥たちを紹介してくれました。
世界44種いる極楽鳥のほとんどがパプアで見られるそうで、フィッシュウオッチング感覚で、探してみるとおもしろいかもしれません。
参加したダイバーたちも「フィッシュウオッチングや写真など、ダイビングと共通点があるし、周りを見渡せば鳥はいっぱいいるので、ちょっと注目しようと思います」「ディスプレイなど、鳥の生態もおもしろそうですね」「半日ツアーなどがあれば参加してみたい」と興味を示しているようでした。
その後、フード&ドリンクフリーの立食パーティーがあり、ゲストスピーカーを始め、パプアニューギニア関係者も多くいたので、ダイバーたちにとっては良い情報収集の場になったのではないでしょうか。
最後は、パプアニューギニアツアーが当たるじゃんけん大会で盛り上がり、あっという間の2時間は終了。
ビスマルク海、ソロモン海、サンゴ海に囲まれ、1年中潜れる手つかずのパプアニューギニアの海。
潜りたい時が潜りどきです。