越智隆治スライド&トークショー開催レポート
2013年12月7日(土)、オーシャナ代表の越智隆治スライド&トークショーが開催されました。
当日は、約70人ものゲストが訪れ、会場となった新橋「BOX」は満席の大盛況。
ゲストは、越智カメラマンが長年開催しているスペシャルトリップの参加者がメインで、ゲスト同士は顔見知りも多く、終始、越智カメラマンを囲んで和やかな雰囲気。
イルカやクジラ、アシカ、ジンベエザメ、バショウカジキなどなど、まさにスペシャルな大物との出逢いの時間を共有した者同士、ちょっとした同窓会のようでもあります。
自然と思い出話に花が咲きます。
また、ダイバーや今年初めてスペシャルトリップに参加した人たちも多くいて、リピーターも含めて、情報交換も楽しんでいた様子。
あちらではイルカの参加者が「トンガのクジラってどうですか?」、こちらではダイバーが「バショウカジキって疲れますか?」と、互いに興味深そう。
イルカとバショウカジキを狙うゲストたちでは趣向が違うようですし、越智カメラマンと一緒に行くのが楽しいという人もいて、ひと口にスペシャルトリップといっても、いろいろのようです。
そして、メインのスライド&トークショー。
スタート前から、「俺、ちょっとアルコール入ってないと人前でリラックスしてしゃべれないんだよね」とビール片手に絶好調の越智カメラマンは、トークの方も“舌”好調。
すごい写真ばかりなのに、軽快、珍妙なトークで爆笑の渦。
スライドのごく一部をご紹介すると、まずはなんといっても、スリランカのクジラ。
越智カメラマンが新たに開拓中のクジラの海で、今年は、マッコウの群れ(!?)からシロナガスクジラまで、貴重な撮影に成功しました。
2014年火が付く予感!?
そして、印象的だったエピソードはバショウカジキ。
「イワシの群れを追い込んで補食する、バショウカジキの群れでの狩りの仕方は、アフリカのサバンナでの弱肉強食の掟を見ているような迫力があります。巨大なイワシの群れを、少しづつ切り離していき、最後に小さくなった群れを一気に食い尽くすシーンは圧巻。それを目の前で見ると、逃れてきたイワシがダイバーの身体にまとわりつくのだけど、そこにバショウカジキが突っ込んできて、一瞬「刺される!!」って思うのだけど、本当に見事に避けて行くのが凄いです。興奮して、アドレナリンでまくりですよ。」
なお、年末のバショウカジキは空席が出たとのこと。
まだ間に合いますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。
・バショウカジキスイムスペシャルトリップお問い合わせ先
“水中最速の生物”と泳ぐ!メキシコ・バショウカジキスイムツアー | オーシャナ
司会の古菅さんに、「このまま喋り続けると深夜までかかりますので(笑)」と止められてスライドショー&トークは終了。
それにしても、当たり前のように見ているスライドですが、写っている被写体を改めてみると、すごいのひと言。
ひと昔前には、ジンベエザメに会えればダイビングの上がりと言われていたのに、ムヘーレスで会えるジンベエは300匹!
クジラは夢のまた夢で、バショウカジキなんて接近できること自体、その発想がありませんでした。
そんな夢物語を実現してきた越智カメラマンとスペシャルトリップのサポートで同行すると、それがどんなにすごいことなのか身に染みてわかります。
僕の知っているスペシャルトリップの越智カメラマンの顔は、長年かけて異国の地でネットワークを張り巡らせ、現地でタフなネゴをしつつ、安全管理と生物や海の状況に気を配り、「なにがなんでも参加者に見せる」という執念の顔。
しかし、合間、皆さんに「越智カメラマンてどういう人?」と聞いてみると、厳しさといったキーワードも口にする人もいましたが、多くのゲストが口をそろえるのが「少年のよう」。
中には、ゆるキャラなんていう人も(笑)。
さて、どれが本当の姿なのでしょうか。
最後は、越智カメラマンの写真が当たるじゃんけん大会で盛り上がり、あっという間の3時間となりました。
恒例のスライド&トークショーを終えて(越智隆治)
飲み会での席なので、なるべく来てくれた皆さんが楽しめるようにと考えて毎回スライドを作成していますが、これがまたなかなかギリギリまで良いアイディアが浮かばす、完成はいっつも、直前までかかってしまいます。
今回も、前日になってなんとかまとまりましたが、毎回逃げ出したい気持ちでいっぱいです。
そんな不安な気持ちを、お酒を飲んで吹き飛ばし、頑張りました。
いっつも適当なトークをしているにも関わらず、笑ってくれる参加者の皆さんには、感謝しています。
そして、スペシャルトリップにも参加頂き、本当にありがとうございます。
また、来年のスライド&トークショーも楽しみにしていて下さい。
とか言いながら本当は憂鬱です。
イルカ、クジラ、バショウカジキ、タイガーシャーク、アシカ、マナティ、ジンベエザメ……。
スペシャルトリップは、それまで夢物語だった大物との出逢いの懸け橋となってきましたが、同時に、人と人との懸け橋にもなっていることをゲストたちの笑顔が物語っています。